キャンセル
次の結果を表示 
次の代わりに検索 
もしかして: 
cancel
1320
閲覧回数
5
いいね!
0
コメント
Okuya Igarashi
Cisco Employee
Cisco Employee

 

 

このドキュメントでは、APIC-EMのプラットフォームで利用されているGrapevineというフレームワークについて説明しています。また、APIC-EM で動作している各サービスの確認手順について説明しています。

Grapevine

APIC-EMでは、内部のアーキテクチャとしてGrapevineというフレームワークを利用しています。GrapevineはPaaS (Platfrom as a Service)の考え方と類似したアーキテクチャで、必要なサービスを動的に配備することで、スケーラブルな仕組みを実現しています。

APIC-EMのアーキテクチャを論理的に示します。

 

上位のアプリケーションが、ユーザインタフェース上で確認することのできるアプリケーションです。これらのアプリケーションのリクエストは、RESTful APIのリクエストとして、APIC-EMの中で動作する各サービスに転送されます。

下層にあるGrapevineは、各サービスの生成・起動・停止といった管理や、サービスを生成するためのClient VMの生成・起動といった管理を動的に実施しています。

 

Grapevineでは必要なサービスを起動するにあたり、まずClient VMというVirtual Machine (Linux コンテナ)を起動します。Client VMは起動後、Root VMと呼ばれるVMに対し、指示されたサービスをダウンロードし、そのサービスを起動します。このため、いくつかのコアサービスを除き、ほとんどのサービスはClient VMで動作します。

Grapevine 上で実行されている Client VM やサービスの確認は、Grapevine Developer Console とよばれる GUI か、もしくはSSHでAPIC-EMにアクセスし、CLIで確認できます。

 

サービスの確認

Grapevine コアサービスの確認

Grapevine コアサービスの確認はCLI上から可能です。

 

1. SSHクライアントで、APIC-EMにアクセスします。ユーザアカウントは "grapevine" です。

2. "sudo service grapevine status" で Grapevine のコアサービスの状態を確認します。全て RUNNING であれば正常です。

 

$ sudo service grapevine status

grapevine is running
grapevine_beacon                 RUNNING    pid 30243, uptime 0:11:11
grapevine_capacity_manager       RUNNING    pid 30549, uptime 0:11:02
grapevine_capacity_manager_lxc_plugin RUNNING    pid 30247, uptime 0:11:11
grapevine_cassandra              RUNNING    pid 30244, uptime 0:11:11
grapevine_root                   RUNNING    pid 30537, uptime 0:11:03status

 

APIC-EM サービスの確認

APIC-EMの各サービスが正常に起動しているかどうかの確認は、Grapevine Developer Console で確認する手順と、CLIで確認する手順の2種類があります。

 

Grapevine Developer Console での確認

1. https://<APIC-EMのアドレス>:14141/ にアクセスし、ユーザ・パスワードを入力します。APIC-EMの管理画面と同じユーザです。

 

2. Overviewでサービスのリストが表示されるので、サービスが Active (緑色のボックス)であることを確認します。赤い場合はサービスが Fail しています。色がない場合は Inactive (サービスが起動していない) 状態です。クラスタリングしている場合は、サービスによっては複数のノードが同じサービスを起動するため、1つのサービスに複数のボックスがある場合があ ります。

CLI での確認

1. SSHクライアントで、APIC-EMにアクセスします。ユーザアカウントは "grapevine" です。
2. grape instance display で起動している各サービスの詳細情報を確認できます。下の例では見やすいように各サービス名(service_type)と起動状態(state)のみをフィルタしています。

$ grape instance display | egrep " (service_type|state)"
ca7ab0ec-a64c-4c94-94ea-52a155a5be65   service_type       cas-service
ca7ab0ec-a64c-4c94-94ea-52a155a5be65   state              running
ca7ab0ec-a64c-4c94-94ea-52a155a5be65   service_type       rbac-service
ca7ab0ec-a64c-4c94-94ea-52a155a5be65   state              running
dcfd92bc-607e-41c8-a243-471c92155a30   service_type       identity-manager-pxgrid-service
dcfd92bc-607e-41c8-a243-471c92155a30   state              running
...  

 

Getting Started

検索バーにキーワード、フレーズ、または質問を入力し、お探しのものを見つけましょう

シスコ コミュニティをいち早く使いこなしていただけるよう役立つリンクをまとめました。みなさんのジャーニーがより良いものとなるようお手伝いします