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Hiroshi Ishiyama
Cisco Employee
Cisco Employee

    はじめに


    CUCM 12.5 から BE6000 はスターターライセンスがバンドルされて出荷されます。
    CUCM 12.5 ではスマートライセンスによるライセンス管理が行われていますが、BE6000のスターターライセンスは他の一般的なライセンスとは管理方法が異なります。
    ここでは CUCM 12.5 で BE6000 スターライセンスを使用する際の注意点を説明します。

    1.前提知識

    BE6000 スターターライセンスの使用方法を理解する前に、一般的な CUCM の

    スマートライセンスの管理方法を理解する必要があります。

    本ドキュメントを読む前に、事前に以下のドキュメントを参照してください。

    Cisco Smart Software Licensing with Cisco Unified Communications Manager 12.0 Solution Overview

    パートナー様向け資料コラボでの Smart Account / Licensing 運用方法

    2.BE6000 スターターライセンスの購入

    BE6000 を新規に利用されるユーザは、BE6000 スターターライセンスを割引料金で購入できます。

    BE6000-1.JPG

    これらのライセンスには 35 ユーザ分の1年間のライセンス(デバイス、ボイスメール等の使用権)が含まれます。
    購入されたライセンス (BE6K-START-UCL35 、 BE6K-START-UWL35 等) は CSSM (Cisco Smart Software Manager) 上のインベントリに登録されます。

    3.BE6000 スターターライセンスの使用方法

    CSSM (Cisco Smart Software Manager) 上のインベントリで購入したスターターライセンスが、スマートアカウント/バーチャルアカウントのインベントリにアサインされていることを確認します。

    BE6000-3x.jpg

    上図では、BE6000 Starter Bundle UCL 35 (12.X) のライセンスがアサインされており未使用(In Use が 0)の状態です。

     

    CUCM上で、System>Licensing>License Management からライセンス管理画面を表示します。

    BE6000-2.JPG

    ライセンスモード(Licensing Mode)は 企業(Enterprise)と表示されています。

    備考:上記の例ではスマートライセンス登録用のトークンが既に適用されており、登録ステータス( Registration Status )は、登録済み(Registered)になっています。

     

    CUCM のコマンドラインインタフェースで、"utils BE6000Mode enable" コマンドを実行します。
    既に CSSM に登録済みの場合、一旦、登録を外します。(Unregistered状態にします。)
    表示されるガイドに従い、購入したスターターバンドルライセンスを以下の何れかから選択します。
    - BE6000 UCL Starter Bundle (for UCL Enhanced + voicemail)
    - BE6000 UWL Starter Bundle (for UWL Standard)
    - NONE

     

    再度、CUCM上で、System>Licensing>License Management からライセンス管理画面を表示します。

    BE6000-4x.jpg

    ライセンスモード(Licensing Mode)は BE6000 と表示されています。

    ライセンス要件(License Requirement)の欄に、スターターバンドルが追加されています。

    上図の例では、BE6000 UCL スターターバンドルが承認済みになり、現在の使用状況が 1 になっています。

     

    再度、CSSM 上で、ライセンスのインベントリを確認します。

    BE6000-5x.jpg

    BE6000 Starter Bundle UCL 35 (12.X) が消費され、In Use が1になっています。

    4.BE6000 スターターライセンスの注意点

    BE6000 モードを有効にするコマンドは、CUCM のみで使用します。
    ボイスメール等のライセンスは、通常のスマートライセンスと同様の方法で管理されます。
    上述の CSSM のインベントリ画面で、Unity Connection Basic Messaging User License (12.x) のPurchasedの欄が35になっていることが確認できます。

    (ボイスメール等のライセンスが CSSM 上で確認できない場合、サービスリクエスト(SR)をオープンしてお問い合わせください。購入履歴を確認し、必要な場合にはライセンスの発行を行います。)


    BE6000 モード(UCLまたはUWLのスターターライセンスが適用されている場合)では、デバイス(ユーザ)追加時にライセンスはスターターライセンスが優先して消費されます。
    スターターライセンス(35ライセンス)が全て消費された後に、(追加で購入された)通常のライセンス(CUWL, Enhanced Plus, Enhanced, Basic & Essential based )が消費されます。
    通常のライセンスの現在の使用状況(Current Usage column)の項目は、スターターパックが全て消費されるまでは0と表示されます。(スターターパックを全て消費後は超過分が表示されます。)

    まとめ

    CUCM 12.5 以降の BE6000 のスターターライセンスは、他の一般的なライセンスとは管理方法が異なります。

    関連ドキュメントを参照し、動作を理解してご利用ください。

    参考資料:

    BE6000 Licensing Support on CUCM

    Installation Guide for Cisco Business Edition 6000H/M (M5), Release 12.5
    Chapter: Cisco Smart Licensing for Cisco Unified Communications Manager 12.5 BE6000-specific Licenses

    Cisco Business Edition 6000 Version 12.5 Ordering Guide (英語版)

    Cisco Business Edition 6000 バージョン 12.0 発注ガイド (日本語版)

     

     

     

    コメント
    yutaito553410
    Level 1
    Level 1

    スターターライセンスには 35 ユーザ分の1年間のライセンス(デバイス、ボイスメール等の使用権)が含まれている

    と記載がありますが、これは1年経過後は使用権は無くなるという意味でしょうか。※ライセンスが利用できなくなる??

    それともサポートが切れるだけでライセンスとしては継続して利用可能なのでしょうか。

    1年後ライセンスがどのような状態になるのか教えてください。

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