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Namiko Anzai
Cisco Employee
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はじめに

本ドキュメントでは、CME (Cisco Unified Communications Manager Express) が IOS version 15.5 以降の場合、SCCP デバイスに対して、どのように冗長構成の設定を行うかについて解説します。

 

背景

IOS version 15.4 以前では、プライマリ CME、セカンダリ CME、双方で以下同様の設定が "telephony-service" 配下に入力できていました。

[前提]

{ipv4_address_1}: プライマリ CME で設定している IP Address

{ipv4_address_2}: セカンダリ CME で設定している IP Address

telephony-service
ip source-address {ipv4_address_1} secondary {ipv4_address_2}

しかし IOS version 15.5 以降では、"ip source-address" に続く {ipv4_address_1} に自分が持つIP Address 以外を設定した場合、"secondary" のオプションコマンドが入力できなくなっています。

そのため、セカンダリ CME で上記設定が入力できません。

 

冗長構成 暫定手順

以下、上記背景に対する暫定設定手順となります。2通りの手順があるため、いずれかを使用します。

 

  • 手順その1

1. プライマリ CME、セカンダリ CME、それぞれ以下のように設定します。

[プライマリ CME]

telephony-service
ip source-address {ipv4_address_1} secondary {ipv4_address_2}

[セカンダリ CME]

telephony-service
ip source-address {ipv4_address_2}

2. 上記設定の上で、TFTP サーバとしてプライマリ CME、セカンダリ CME 両方を指定すると、セカンダリからプライマリへの Fallback ができません。そのためこの場合、プライマリ CME のみ TFTP サーバとして指定します。

 

  • 手順その2

一旦 IOS version 15.4 以前にダウングレードをし、"ip source-address" に続く "secondary" の設定を行った上で、本来の version にアップグレードします。

 

1. IOS version 15.4 以前に CME をダウングレードします。

2. Primary CME, Secondary CME の双方に、以下のように同じ設定を入力します。

telephony-service
ip source-address {ipv4_address_1} secondary {ipv4_address_2}

3. 本来の IOS version 15.5 以降に CME をアップグレードします。

 

  • ご参考

Cisco Unified Communications Manager Express Command Reference:

http://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/voice_ip_comm/cucme/command/reference/cme_cr/cme_i1ht.html#wp3725679205

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