はじめに
本ドキュメントでは、Jabber (Windows, Mac, iOS, Android) のプレゼンスを応答不可 (Do Not Disturb) に設定した際の着信コールの動作について説明します。
ここでは、Jabber for Windows と Jabber for iOS を例に説明しますが、Mac と Android も同様の動作になります。
1.前提条件
- Unified CM Administration GUI の Device 設定(CSF, TCT, BOT, TAB)の Directory Number の設定画面にて、Jabber にログインする End User を関連づけておく必要があります。
2.Jabber のプレゼンスを応答不可に変更した際の動作
2−1.Jabber for Windows
- Unified CM Administration GUI の該当 Device 設定内の Do Not Disturb に自動でチェックが入ります。
- Jabber for Windows (Mac も同様) は DND Option が Ringer Off であるため、この状態で Jabber にコールすると、着信はするが着信音は鳴りません。
- Jabber で応答不可以外のプレゼンス(応答可能など)に変更すると、チェックが外れ、以降のコールは着信するようになります。
2−2.Jabber for iOS
- Unified CM Administration GUI の該当 Device 設定内の Do Not Disturb に自動でチェックが入ります。
- Jabber for iOS (Android も同様) は DND Option が Call Reject であるため、この状態で Jabber にコールを発信すると、Unified CM でコールが拒否され、着信は不可となります。
- Jabber で応答不可以外のプレゼンス(応答可能など)に変更すると、チェックが外れ、以降のコールは着信するようになります。
2−3.注意点
- Unified CM 上での Do Not Disturb の変更は、Jabber のプレゼンスには反映されません。そのため、管理者が誤ってチェックを入れると、ユーザは Jabber 上では自身が Call Reject や Ringer Off になっていることが分からないため、意図せずコールを受けられないという問題が発生します。
- 管理者が Do Not Disturb にチェックを入れると、ユーザは Jabber 上でこれを解除することはできません。