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Shuhei Mentani
Cisco Employee
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本ドキュメントでは、Cisco Unified CM (以下 CUCM) と Cisco Unified Presence (以下 CUP) のデータベースのレプリケーションス

テータスの詳細を確認するための utils dbreplication status コマンドの使用方法について、説明します。

 

 

  • utils dbreplication status コマンドの概要

 

クラスタ構成の CUCM、及び CUP の Publisher に SSH でログインし、本コマンドを投入することで、レプリケーションの状態を把握す

ることができます。

 

 

  • utils dbreplication status コマンドの詳細

 

以下では、3台構成の CUCM9.1 のクラスタに対するコマンド出力結果を例に、使用手順を記載します。

まず始めに、CUCM、もしくは、CUP の Publisher に SSH でログインしてください。

 

 

1. utils dbreplication status の投入

 

utils dbreplication status コマンドを投入します。

 

01.png

 

レプリケーションのステータス確認がバックグランドで動作しており、その進捗状況は、utils dbreplication runtimestate コマンドで

確認できる旨の記載があります。

 

 

2. utils dbreplication runtimestate の投入

 

utils dbreplication runtimestate コマンドを投入します。

 

02.png

 

 

utils dbreplication status コマンドの開始時間と、603 テーブル中 201 テーブルのステータス確認が終了していることが分かります。

なお、テーブル数については、CUCM, CUP それぞれのバージョンによって異なります。

 

 

しばらくして utils dbreplication runtimestate コマンドを投入します。

 

03.png

 

603 テーブル中 575 テーブルのステータス確認が終了していることが分かります。

 

しばらくして、再度 utils dbreplication runtimestate コマンドを投入します。

 

04.png

 

(*1) にて、"Replication status command COMPLETED 603 tables checked out of 603" の出力にて、全 603 テーブルの

確認が完了していることが分かります。

また、今回の例では、No Errors or Mismatch found. のようにエラーやテーブル間のミスマッチがなく、正常状態であることが確認でき

ました。

 

(*2) にあるように、file view activelog cm/trace/dbl/sdi/ReplicationStatus.2013_04_22_20_59_47.out コマンドにて、全テーブル

の状態を確認することができます。

 

file viewfile get に変更して投入することで、SFTP サーバに対してこの .out ファイル(テキストファイル) を転送することができます。

 

本ドキュメントでは、詳細については触れませんが、この例では、(*3) にて全サーバの Replication Steup (RTMT) が 2 であることから、

レプリケーションのセットアップが正常に完了していることが確認できました。

 

 

3. file view activelog cm/trace/dbl/sdi/ReplicationStatus.2013_04_22_20_59_47.out コマンドの投入

 

file view activelog cm/trace/dbl/sdi/ReplicationStatus.2013_04_22_20_59_47.out コマンドの出力例です。

 

05.png

 

(*4) にて、(*1) 同様に、エラーやテーブル間のミスマッチがなく、正常状態であることが確認できます。

(*5) にて、1つ目のテーブル (ccmdbtemplate_g_cucm90p_ccm9_1_1_10000_11_1_126_typedberrors) の詳細(Missing, Mismatch

のエラーがないこと) を確認できます。

青字のメニューに従って、n をタイプすることで、全 603 テーブルの詳細を引き続き出力させることができます。

 

 

 

4. file get activelog cm/trace/dbl/sdi/ReplicationStatus.2013_04_22_20_59_47.out コマンドの投入

 

 

(*1), (*3), (*4) にて、何らかのエラーが発生し、TAC へのお問合わせが必要となった場合には、

file get activelog cm/trace/dbl/sdi/ReplicationStatus.2013_04_22_20_59_47.out コマンドにて、SFTP サーバ経由で .out ファイル

を取得して下さい。

 

以下に出力例を示します。

 

06.png

 

Link

 

データベースのレプリケーションに関する問題をトラブルシューティングする際には、以下のドキュメントも参考にして下さい。

Linux アプライアンス モデルにおける CUCM データベース レプリケーションのトラブルシューティング

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