2020 年 10 月 22 日 (初版)
| TAC SR Collection |
| 主な問題 |
Cisco Webex Meetings Server (CWMS) で一部の特定のユーザのみ LDAP 同期ができない場合があります。他のユーザは問題なく同期されており、事象が発生するユーザについて Cisco Unified Communications Manager (Unified CM) の設定上は問題がない場合でも発生することがあります。
CWMS の管理画面で、ユーザ > ディレクトリ連携 > 完全同期 を行った時刻を含むログを取得して詳細を確認してください。
- システム全体のログ を取得
- Admin Primary ノードの ZIP ファイルを展開
- dirsync > dsdaemon.log に以下のようなログが出力されます。
- 該当時刻が含まれていない場合は、common_XXX.zip ファイルを展開して、過去の dirsync > dsdaemon.log を確認可能です。
( 該当ユーザのメールアドレスが testuser@domain.com の場合の例 )
INFO (WAFDBService.java:1420) - importCMUserToCWMS - userId:testuser email:testuser@domain.com
isExisting:true isActive:true status:UserSyncStatus status:DELETED_USER
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| 原因 |
該当ユーザのみ"削除されたユーザ” (status:DELETED_USER) というステータスになっているために、同期に失敗しています。
CWMS は CWMS 上で削除されたユーザのデータを 6 ヶ月保持し、その間は同じユーザ ID を再作成することができません。これは CWMS の仕様通りの動作となります。
参考：CWMS 管理ガイド > ユーザアカウントの削除 (146 ページ)
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| 解決策 |
Unified CM 上のユーザ情報と同様の情報で、CWMS 上で該当ユーザを再作成してください。 その後、CWMS の管理画面で、ユーザ > ディレクトリ連携 > 完全同期 を行うことで、該当のユーザが同期されます。
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備考
本不具合は、Bug Search Tool でも確認できます。
各製品の TAC SR Collection の一覧は、よくある質問と解決方法 (TAC SR Collection) から確認できます。
