2021 年 3 月 22 日 (初版)
TAC SR Collection |
主な問題 |
Cisco Unified Communications Manager (Unified CM) および Cisco Unity Connection (Unity Connection)の 以下バージョンにて、RTMT で LowSwapPartitionAvailableDiskSpace アラートが通知される事象が報告されています。
[該当バージョン] 10.5(2)
|
原因 |
Unified CM の不具合 CSCva41819 および Unity Connection の不具合 CSCup70519, CSCva75840 に該当する可能性があります。なお、本不具合に該当する場合はサービスへの影響はありません。
該当可否は以下の手順により判断できます。
[RTMT での判定方法]
- Performance -> Memory にアクセス
- %Mem Used および %VM Used を選択し、確認する
a. 上記カウンタの空き容量が十分にあれば、本不具合に該当し、影響がないと判断可能 b. 90% を超える場合はサービスに影響を与えうるため、本不具合以外の原因の可能性あり
[CLI での判定方法]
show perf query class Memory コマンドを入力
- RTMTと同様に %Mem Used と %VM Used を確認
いずれの方法も %Mem Used と %VM Used カウンタで全体のメモリ使用には問題がないか確認する手順となります。 上記カウンタに余裕があれば本不具合に該当し、サービスへの影響がないと判断可能です。RTMT および CLI で上記カウンタを確認した際に、恒常的にメモリ利用率が上がり続け、90% を超える高利用率から下がることがない場合は、本アラートはサービスに影響がある別の原因によって引き起こされた可能性があります。
|
解決策 |
回避策として一度リブートにより Swap を確保し、一時的にアラートを解消することは可能です。
しかしながら、時間がたつにつれ次第に Swap 利用率が上がり再度アラートが通知されるため、修正バージョンへのアップグレードが恒久的な解決策となります。
修正情報は CSCva75840 に記載されています。
|
備考
本不具合は、Bug Search Tool でも確認できます。
各製品の TAC SR Collection の一覧は、よくある質問と解決方法 (TAC SR Collection) から確認できます。