TMS で Webex を含む会議の予約に失敗する

[JapanTAC_CSC]

2018年10月22日 (初版)

TAC SR Collection
主な問題	ソフトウェアバージョン 15.3 よりも前の Cisco TelePresence Management Suite(TMS) で Webex を含む会議を予約しようとした際に、下記エラーメッセージが表示されて失敗することがあります。 WebEx会議をご利用いただけません。TMSはWebExと通信することができませんでした。 問題が発生している状態で、TMS が動作している Windows Server の Web ブラウザから Webex サイトにはアクセスでき、会議の予約も可能です。
原因	Webex Meetings が TLS 1.2 を接続要件としており、TMS ではバージョン 15.3 から TLS 1.2 に対応しているため、15.3 よりも前のバージョンの TMS が Webex サーバと接続できないことが原因です。 参考) TLS 1.2 Required in Cisco Webex Meetings TLS 1.2 Compatibility Matrix for Cisco Collaboration Products TMS Release Notes 15.3 - 6 ページ「Behavior Change in TLS Communication Security」
解決策	TMS のソフトウェアバージョンを 15.3 以降のバージョンにアップグレードしていただくことを推奨致します。 参考) TMS Install and Upgrade Guides TMS 15.0-15.2.1 のバージョンにて下記ドキュメントに記載の手順で TLS 1.2 を有効化して問題を回避することも可能です。 参考) TelePresence 製品の SHA-2 への対応について -- TMS 編