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Yoshihiro Nishimura
Cisco Employee
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QvPC-DI の Release 21.3.3 より導入された cards activate コマンドの紹介です。

 

CF は起動プロセスにおいて設定を SF に適用しようとします。

そのタイミングで、SF の起動が完了していないと、設定の適用が失敗し、その後、SF が起動しないという状況が発生する可能性があります。

その様な状況を回避するために cards activate コマンドが導入されました。

 

[コマンド]

configure

    [ no ] wait cards active { all | number} [ standby number] timeout seconds

    end

 

    all : 全ての active mode に設定されたカードが operational state になるまで待機します

    number : 指定された数の active mode のカードが operational state になるまで待機します

    standby : (optional) 指定された数の standby mode のカードが operational state になるまで待機します

    timeout : 設定された時間が過ぎた場合、指定されたカードが operational state になっていなくても、CF を起動します

 

詳細は、下記のドキュメントをご確認下さい。

 

[SF Boot Configuration Pause]

https://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/wireless/asr_5000/21-3_N5-5/RCR/21-3-N5-5-Change-Reference/21-3-N5-5-Change-Reference_chapter_01001000.pdf

 

また、cards activate コマンドは、Release 21.6 以降にコマンドの体系が変更されています。

 

[コマンド]

configure

    [ no ] wait cards timeout seconds

    [ no ] wait cards [ mask bitmask-value | actives active-count]

    end

 

詳細は以下のドキュメントをご確認下さい。
 
[Boot Configuration Pause]

https://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/wireless/asr_5000/21-6_N6-0/RCR/21-6-N6-0-Change-Reference/21-6-N6-0-Change-Reference_chapter_01100.pdf

 

21.3.3 より新しいバージョンへアップグレードする場合には、新しいバージョンに応じて、cards activate コマンドを起動時に読み込む設定に入れておかないと、SF が起動しませんので、ご注意下さい。

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