キャンセル
次の結果を表示 
次の代わりに検索 
もしかして: 
cancel
965
閲覧回数
0
いいね!
1
コメント
Tomonobu Okada
Cisco Employee
Cisco Employee

StarOS のブートイメージ・コンフィグに関する設定は通常 /flash/boot.sys に格納されていて、その内容は show boot コマンドで確認できます。

 

[local]asr5500-1# show boot
boot interface local-eth1 medium auto media rj45

boot system priority 1 \
    image /flash/production.57586.asr5500.bin \
    config /flash/test1.cfg

boot system priority 2 \
    image /flash/production.50480.asr5500.bin \
    config /flash/test2.cfg

boot system priority 3 \
    image /flash/production.52261.asr5500.bin \
    config /flash/test3.cfg

 

この設定順序に従い起動を試みるわけですが、もし何らかの理由で起動に失敗した場合はデフォルトのイメージ名およびコンフィグファイル名で起動を試みます。起動に失敗する例としては、以下のようなものがあります。

 

  • boot.sys ファイルが存在しない場合
  • boot.sys ファイルが破損している場合
  • boot.sys ファイルが空の場合

 

ちなみに、以下のようなケースは別の動作となります。

  • boot.sys は存在するものの、記載されているブートエントリによるブートが全て失敗する場合(例えば記載されているイメージが存在しないなど)。この場合は永遠に起動を繰り返します。
  • 記載されているブートイメージはロードできたものの、コンフィグファイルがロードできない場合。この場合はコンフィグ無しで起動し、初期コンフィグウィザードが表示されます。
  • これらの動作は Bootstrap(CFE) によってコントロールされているため、バージョンによって変わる可能性があります。ここでは R15 を前提としています。

 

デフォルトイメージ名とコンフィグファイル名は以下のとおりです。これらのイメージは元から用意されているわけではないため、もし上述した起動失敗時にデフォルトで起動させたいイメージおよびコンフィグがある場合は、以下の名前でイメージとコンフィグを保存しておいてください。StarOS のファイル名は system.bin という風に変更してしまって問題ありません。

デフォルト boot.sys -  ASR5500
 
"image.1=/flash/system.bin\n"
"config.1=/flash/system.cfg\n"
"image.2=/usb1/system.bin\n"
"config.2=/usb1/system.cfg\n"
"image.3=/flash/asr5500.bin\n"
"config.3=/flash/asr5500.cfg\n"
"image.4=/usb1/asr5500.bin\n"
"config.4=/usb1/asr5500.cfg\n"
 
デフォルト boot.sys - ASR5000
 
ide0.0 は flash です。
pcmcia0  は pcmcia1 です。
 
"image.1=ide0.0:/system.bin\n"
"config.1=ide0.0:/system.cfg\n"
"image.2=pcmcia0:/system.bin\n"
"config.2=pcmcia0:/system.cfg\n"
"image.3=ide0.0:/st40.bin\n"
"config.3=ide0.0:/system.cfg\n"
"image.4=pcmcia0:/st40.bin\n"
"config.4=pcmcia0:/system.cfg\n";

 

 

 

コメント
Yoshihiro Nishimura
Cisco Employee
Cisco Employee

非常に参考になりました。有難うございます。

Getting Started

検索バーにキーワード、フレーズ、または質問を入力し、お探しのものを見つけましょう

シスコ コミュニティをいち早く使いこなしていただけるよう役立つリンクをまとめました。みなさんのジャーニーがより良いものとなるようお手伝いします