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yoyoshiz
Cisco Employee
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ICSR (Interchassis Session Recovery) 構成を組んでいる時、Active ノードと Standby ノード の間の連携は 2 種類のコネクションによって行われています。SRP に関するトラブルシューティングをする時、どちらのコネクションにおいて問題が発生しているかを考えることで、状況の理解がより深まります。

 

1. context SRP が使うメインコネクション
SRP (Service Redundancy Protocol) プロトコルがメインで使うコネクションで、context SRP を担当する vpnmgr instance が使います。プロトコルのやり取りをモニターするために用いる monitor protocol 機能にて SRP を指定した時にやり取りを観測できます。SRP プロトコルのメッセージには message type という番号が付いており、以下のメッセージがこのコネクション上でやり取りされます。

message type 1 = Hello
message type 2 = Config
message type 3 = Resource
message type 5 = Switchover
message type 11 = PFD config audit

 

2. sessmgr 間で連携を取るコネクション
SRP では、Active ノード側のセッション情報を Standby ノードに伝えることで、ノード切り替わり時にセッション処理を引き継げるようにしています。この動作を checkpointing と呼んでいますが、その連携に使うのがこちらのコネクションです。ノード上に存在する各 sessmgr instance それぞれが、対になる sessmgr instance とコネクションを張っています。

 

(例)

以下のような構成があるとします。

IP address
   ノード A (Active) = 192.168.1.1
   ノード B (Standby) = 192.168.1.2
context SRP
   context id = 3
sessmgr
   card1cpu0
      sessmgr instance 1
      sessmgr instance 2

この時、SRP に関するコネクションとして以下の3本が確立されています。

コネクション 1: 192.168.1.1: 14073 <-> 192.168.1.2: 41904 (vpnmgr instance 3)
コネクション 2: 192.168.1.1: 39534 <-> 192.168.1.2: 14077 (sessmgr instance 1)
コネクション 3: 192.168.1.1: 54170 <-> 192.168.1.2: 14079 (sessmgr instance 2)

10 秒毎(デフォルト値)にそれぞれのノードが送り合う SRP Hello はコネクション 1 上で通信されます。
呼が入った時、セッションは Active ノードの sessmgr instance 1 (若しくは 2)で処理され、その情報は Standby ノード へ コネクション 2 (若しくは 3) を使って checkpointing されます。

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