Cisco MediaSenseをインストールする手順をご説明します。
MediaSenseはCisco UCS BシリーズまたはCシリーズのサーバ(Business Edition 6000/7000を含む)上に仮想マシンとしてインストールすることが可能です。
MediaSenseがサポートするサーバハードウェアについては下記リンク先でご確認ください。
Virtualization for Cisco MediaSense
また、Cisco Unified Communications ManagerやIOSルータなど他のコンポーネントとの互換性については下記リンク先でご確認ください。
Cisco MediaSense Compatibility Matrix
仮想マシンのテンプレート(OVAテンプレート)はCisco.comからダウンロード可能です。(Cisco.comのアカウントが必要です。)Download Softwareのページで "OVA Template for MediaSense" という名前のファイルをダウンロードしてください。(バージョン番号は要件に合わせて適切なものを選択してください。)

以下、インストール手順をご説明しますが、インストール方法を解説したドキュメントは以下です。インストール方法のオプションなどは各ドキュメントをご覧ください。
Cisco MediaSense End-User Guides
ダウンロードが完了したらVMware ESXiのクライアントソフトウェアまたはWebクライアントのメニューから[OVFテンプレートのデプロイ]を選択します。(このブログエントリではvSphereクライアントを利用した手順でご説明します。なおこの環境ではvCenterが導入されています。)
ダウンロードしたOVAテンプレート(拡張子.ova)を選択します。


仮想マシンの名前を入力します。

構成は選択可能です。選択する構成により、必要なハードウェアのスペックが異なります。
どの構成が利用可能か、どの構成を利用すべきかはMediaSenseを配置するサーバのスペック、サーバのキャパシティの余裕(負荷)にも依存します。
選択肢は以下の通りです:

利用するvCPUの数が多いほどMediaSenseの仮想マシンが多くのキャパシティ(同時に録音または再生可能なセッションの数)を持つことができます。
概ね、2vCPUのPrimary/Secondaryノードは同時に20コール分の録音と再生、4vCPUで100コール分の録音と再生、7vCPUで200コール分の録音と再生を行うことができます。
なお、MediaSenseは録音したデータをファイルとして内部の仮想的なハードディスク(実際にはサーバのハードディスクや外部ストレージのハードディスク)に保存しますが、その容量は後の設定ステップで指定する仮想ハードディスクの設定に依存します。

ストレージはVMware ESXiが利用可能(認識可能)などの論理ボリュームに仮想ハードディスクを展開するかを指定します。環境に合わせて適切なものをせなくしてください。

フォーマットは[シックプロビジョニング (Lazy Zeroed)]を選択します。

MediaSenseの仮想マシンは一つの仮想NICが設定されていますが、それをどのネットワーク(VLAN)に接続するかを設定します。この設定は後で変更することも可能です。

設定内容を確認し、間違いがなければ[終了]を選択します。

すると仮想マシンが作成されます。もし、仮想マシンの作成後に設定の間違いなどに気づいた場合、仮想マシンの編集機能で調整することも可能ですし、作成された仮想マシンを削除(ディスクから削除)したのちに再度同じ手順で再作成(再デプロイしなおし)することも可能です。
仮想マシンを作成し、MediaSenseのソフトウェアをインストールする前にやっておくことがあります。
MediaSenseが録音するデータを保存する領域のための仮想ハードディスクの容量や数量をソフトウェアのインストールする前に完了しておく必要があります。(ただし、仮想ハードディスクを追加することはインストール後でも可能です。領域のサイズを変更することはできません。)
MediaSenseのOVAファイルでは以下の3つの仮想ハードディスクが事前に作成されています。
| ハードウェア名 | 用途 | 容量(GB) | 備考 |
| ハードディスク 1 (vDIsk1) | OS | 80 | 変更不可 |
| ハードディスク 2 (vDIsk2) | データベース | 80 (*) | 変更不可 |
| ハードディスク 3 (vDIsk3) | 録音 | 210 | 変更可能 |
(* 2vCPUまたは4vCPUの場合の容量。7vCPUの場合は600GBとなります。)
3つの仮想ハードディスクのうち、ハードディスク3以降の仮想ハードディスクを録音メディア用のパーティーションに組み込んで利用します。もしその容量が(録音期間が長かったり、録音するコールの量が多いなどの理由により)210GBを超える場合(多くは超えるケースばかりでしょう)はこの仮想ハードディスクを一度削除してより大きな仮想ハードディスクを1つ以上追加してください。
MediaSense10.xおよび11.xでは2.0TB未満の仮想ハードディスクを最大で6個まで追加することが可能です。
なお、仮想マシンにMediaSenseをインストールしてしまった後は、仮想マシンから仮想ハードディスクを削除することはできません。MediaSenseは一度マウントした仮想ハードディスクを削除することはできません。(サービスが正常に起動しなくなります。)
上記仮想マシンの設定が完了したら、仮想マシンの作成作業は完了です。
次のステップでは、仮想マシンの仮想CD\DVDドライブにMediaSenseのインストールメディア(ISOイメージ)をマウントして起動し、MediaSenseをインストールしていきます。