コンテンツセキュリティ製品 (ESA, WSA, SMA) はオンプレミス（ハードウェア）アプライアンスと仮想アプライアンスがございます。
この資料ではオンプレミス（ハードウェア）アプライアンスを利用の際の注意点を紹介します。
コンソールはシリアルインターフェイスです。
オンプレミスアプライアンスのコンソールはシリアルインターフェイスを利用しています。
x80 モデル以降と 170 モデルのコンソールポートは RJ-45 コネクタのものを利用しています。
LAN インターフェイスと同じように見えますが異なりますので誤って LAN ケーブルを接続しないよう注意してください。
ネットワーク障害時やパスワードリカバリなどではこのコンソールを利用する必要が生じます。
必要に応じてシリアル経由のコンソールアクセスが行えるようにしておいてください。
ユーザによるOSの新規（再）インストールはできません。
オンプレミスアプライアンスはユーザによる OS の新規または再インストールはできません。
すでにインストールされている AsyncOS からのアップグレード、または以前に同一機器上で利用されていて Revert イメージが残されているバージョンへのダウングレード (Revert) しかできません。
何らかの理由で AsyncOS が起動しなくなってしまった場合、OSの再インストールという方法での復旧は出来ません。ハードウェアに異常が見られなくても RMA による交換が必要となります。
ディスクは他の筐体ではご利用できません。
ディスクにインストールされている OSは筐体と紐づけた ID が記録されております。
同じモデルであっても異なる筐体にディスクを移して利用しようとしても利用できません。
Cisco Integrated Management Controller (CIMC) は利用できません。
オンプレミスアプライアンスは（古いモデルを除き）弊社 UCS サーバベースの筐体を利用しています。
しかし UCS で利用できる CIMC はコンテンツセキュリティ製品上はご利用できません。
UCS Managerによる管理もサポートしておりません。
BIOS、ファームウェアのアップデートは AsyncOS 上の "upgrade" 機能で提供します。
BIOS、RAID ファームウェアといったハードウェア上のファームウェアのアップデートは AsyncOS 上の "upgrade" 機能で提供します。
なお、ファームウェア系のアップグレードソフトは既に適応済みでもアップデートサーバ上で提供されているとアップグレード可能なソフトの一覧に表示されます。
もしアップグレードが適応済みでアップグレード可能なソフトのリストに表示されないよう希望されるならばサポートへご依頼ください。
マネージメントインターフェイスの初期IPアドレスの割り当てが異なります。
オンプレミスアプライアンスの初期状態のマネージメントインターフェイスには IP アドレス "192.168.42.42" が割り当てられ、DHCP は使いません。
仮想アプライアンスでは DHCP を利用してマネージメントインターフェイスの IP アドレス割り当てを試み、DHCP で IP アドレスが得られなかった場合に "192.168.42.42" を利用します。
仮想アプライアンスとアップデートサーバが異なります。
オンプレミスアプライアンスと仮想アプライアンスではサービスアップデートを提供するサーバが異なります。
仮想アプライアンス間との置き換えや設定の移行、設定を共有するESAのクラスタ機能を利用する際には気を付けてください。
仮想アプライアンスとライセンス管理方式が異なります。
物理アプライアンスは featurekey というキーにより機器上で利用するライセンスを管理しています。
これに対して仮想アプライアンスでは CLI "loadlicense" というコマンドでXMLファイルで提供されるライセンスをインストールして利用します。
機器の停止時は OS のシャットダウン操作で停止してください。
AsyncOS を安全に停止させるには CLI "shutdown" コマンドまたは GUI のシャットダウン/リブートページ（WSA 除く）を利用して停止してください。
Power ボタンや RPC ポートからの AsyncOS の停止は OS からの停止操作ができない時などに限るようにしてください。
以上
