1. 目的
本ドキュメントは、ACS 5.x 及びISE1.xで利用されるセキュリティアプライアンス、SNS-3415-K9及びSNS-3495-K9における、シリアルコンソールのボーレートの設定を説明いたします。
以下の説明内容は、SNS-3415-K9 + ACS5.4にて確認しております。
2. 背景
ACSやISEのアプリケーションでシリアルコンソールを利用する場合、ボーレートは9600bpsとなります。
しかしながら、SNS-34xx-K9のシリアルコンソールポートはアプリケーションが起動する以前は115200bpsで動作するため、電源投入や再起動を行う場合に文字化けが発生します。
この現象を回避するための措置となります。
3. 設定手順
起動時のボーレートの設定は、サーバーアプライアンスの管理機能であるCIMC (Cisco Integrated Management Controlle)から行います。
CIMCへアクセするための設定及び、手段につきましてはUCS C-seriesと共通となりますので、以下をご参照ください。
http://www.cisco.com/cisco/web/support/JP/111/1115/1115936_setup-cimc-c_series-j.html#cimc
CIMCの管理画面にログイン後、以下の項目からボーレートを変更します。
Server > BIOS > Configure BIOS > Advanced > Serial Configuration > Bits per second
この変更を行うことにより、起動時のボーレートが9600bpsに変更され、起動時のメッセージがコンソール上で確認することができます。
ただし、ボーレートを変更後も一部の出力で文字化けが発生するようですが、ACSやISEの機能には影響はございませんので、この点はご了承いただきたく思います。