はじめに
このドキュメントでは、VXLAN におけるサブインターフェースついて解説します。
VXLAN におけるサブインターフェースについて
NX-OS 9.3(5) より前のバージョンでは、VTEP はサブインターフェースが設定されている場合、親インターフェースでの VXLAN でカプセル化されたトラフィックの転送をサポートしていませんでした。
しかし、NX-OS 9.3(5) 以降のバージョンではサブインターフェースが設定されている場合でも、親インターフェースでの VXLAN トラフィックの転送がサポートされました。
これにより、VXLAN の Underlay に利用しているリンクで同時に分離された形で非 VXLAN トラフィックを流すことが出来るようになりました。
設定例
下記の例では、default VRF に属する親インターフェースで VXLAN トラフィックを転送し、tenant VRF である NoVXLAN に属するサブインターフェースで非 VXLAN トラフィックを転送しています。
なお、下記 Config は Cisco Nexus 9372PX スイッチ で NX-OS 9.3(6) で作成されたものです。
interface Ethernet1/2
description VXLAN interface
no switchport
mtu 9216
ip address 192.168.10.1/30
ip ospf network point-to-point
ip router ospf 100 area 0.0.0.0
no shutdown
interface Ethernet1/2.10
description NO_VXLAN
mtu 9216
encapsulation dot1q 10
vrf member NoVXLAN
ip address 10.0.1.1/24
no shutdown
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参考情報
Configuration Guide : Configuring VXLAN