はじめに
本ドキュメントでは計画停電等の理由でCisco VIM (CVIM) の Pod を停止する方法を説明します。
前提条件
本ドキュメントの対象となる CVIM バージョンは 3.2.1 となります。
Cloud Sanity の実行
Pod 停止前に Cloud Sanity を実行して Pod の健全性の確認を行います。もし何らかの問題が検出された場合には、Pod 停止前に解決する必要があります。Cloud Sanity の実行方法については以下のドキュメントを参考にして下さい。
[CVIM] Cloud Sanity 実行方法
https://community.cisco.com/t5/-/-/ta-p/3947189
Openstack インスタンスの停止
Pod 上で動作するすべての Openstack インスタンスを SHUTOFF 状態にします。
[root@cvim-mpod-mgmtnode ~]# source /root/openstack-configs/openrc
[root@cvim-mpod-mgmtnode ~]# openstack server list --all-projects
+--------------------------------------+-------------+---------+---------------------+--------
| ID | Name | Status | Networks | <snip>
+--------------------------------------+-------------+---------+---------------------+--------
| 3fc4e8f9-6cd8-4a65-9794-90e543badca6 | rhel_test_5 | SHUTOFF | net1=192.168.100.20 |
| e8a091e7-e4bf-432a-917d-0ac31126a7bd | rhel_test_4 | SHUTOFF | net1=192.168.100.12 |
| 17fbe6d2-0e50-4686-9168-49f127c1511f | rhel1 | SHUTOFF | net1=192.168.100.5 |
+--------------------------------------+-------------+---------+---------------------+--------
すべてのノードの停止
CVIM Pod を停止する場合には決められた手順で停止する必要があります。各ノードの役割を確認する場合には Management ノードから、'ciscovim list-nodes' コマンドを実行して下さい。
- すべての Compute ノードを停止
Management ノードから Compute ノードに ssh ログインし、"shutdowh -h now" コマンドでノードをシャットダウンします。Standalone Compute ノード(computeノードの役割のみ持つノード)については一度に複数のノードをシャットダウンできます。もし Controllerもしくは Storage の役割を持つ Computeノードについては、シャットダウン処理が終わったことを確認してから、次のノードのシャットダウン処理を開始して下さい。シャットダウン処理が正常に終わったかどうかは、Management ノードから対象のノードに対してping/ping6 コマンドを実行し、そのノードの停止を確認して下さい。
- すべての Storage ノードを停止
Management ノードから Storage ノードに ssh ログインし、"shutdowh -h now" コマンドでノードをシャットダウンします。Management ノードから対象のノードに対してping/ping6 コマンドでそのノードの停止を確認後、次の Storage ノードのシャットダウン処理を実施します。この手順をすべての Storage ノードで実施します。
- Management ノードから Controller ノードに ssh ログインし、"shutdowh -h now" コマンドでノードをシャットダウンします。Management ノードから対象のノードに対してping/ping6 コマンドでそのノードの停止を確認後、次の Controller ノードのシャットダウン処理を実施します。この手順をすべての Storage ノードで実施します。
- 上記すべてのノードのシャットダウンを確認後、Management ノードを "shutdown -h now" でシャットダウンします。外部のサーバーから Management ノードの br_api IP アドレスに対して ping/ping6 を実行し、Management ノードが確実にシャットダウンされたことを確認して下さい。
以上で Pod の停止処理は終了です。