はじめに
Nexus シリーズで debug を実行する場合、debug logfile コマンドで出力を
ファイルに書き出すことにより、機器への影響を抑えながら debug を採取することが
可能ですが、そのファイルサイズに制限があり、必要な出力が記録されない場合が
あるため、そのような場合の対処例を記載いたします。
debug logfile のファイルサイズ
debug logfile を利用して生成されるファイルの最大サイズは 4 M byte 程度です。
それ以上の出力がある場合、内容は新しい出力で上書きされ、古い出力は記録されません。
注意:ファイルサイズを指定せずに実行した場合、最大のサイズで実行されます。
Switch# debug logfile test size ?
<4096-4194304> Enter the logfile size in bytes
最大ファイルサイズを超える出力を記録する例
最大ファイルサイズを超える出力を記録し続ける必要がある場合、
bootflash: に定期的にリダイレクトを実行することで、複数のファイルを生成し、
多くの時間の記録を残し続けることが可能です。
注意: リダイレクトを実行するタイミングによって、bootflash: に
新しく保存されたファイルの内容が重複したり、一部に抜けが発生することがあります。
この方法により全ての debug 出力を確認する必要な場合、一度 debug を実行し、
どの程度の時間でファイルサイズが 4 M 程度に達するかを確認の上、
少し早い間隔でリダイレクトを実行し続ける必要があります。
(logfile は log: に保存されています)
Switch# show debug logfile test > bootflash:test1
Switch#
Switch# dir bootflash: | inc test
4194305 Oct 04 07:18:42 2018 test1
Switch#
Switch# show debug logfile test > bootflash:test2
Switch#
Switch# dir bootflash: | inc test
4194305 Oct 04 07:18:42 2018 test1
4194305 Oct 04 07:19:16 2018 test2
参考情報
NX-OSにおけるDebug使用方法