本ドキュメントではUCS C220M5/C240M5のIntel PCIeカードの交換手順についてご説明いたします。
※C220M5/C240M5の VIC (PCIe) の交換手順は こちら をご参照ください。
[交換対象パーツ]
N2XX-AIPCI01: Intel X520 Dual Port 10Gb SFP+ NIC
UCSC-PCIE-ID10GC: Intel X550-T2 Dual Port 10GBase-T NIC
UCSC-PCIE-ID10GF: Intel X710-DA2 Dual Port 10Gb SFP+ NIC
UCSC-PCIE-IQ10GF: Intel X710 Quad Port 10Gb SFP+ NIC
UCSC-PCIE-IQ10GC: Intel X710 Quad Port 10GBase-T NIC
UCSC-PCIE-ID40GF: Intel XL710 Dual Port 40Gb QSFP+ NIC
[作業前確認]
- FE作業
1. CIMCの[シャーシ]タブで[障害とログ]メニューを選択し、右画面の[障害の概要]を確認して、発生しているFaultを確認します。
こちらのFaultについては後ほど確認するため、念のためメモしておいて下さい。
2. [インベントリ] メニューを選択し、右画面の [PCIアダプタ] で対象PCIeカードのFirmwareバージョンを確認します。
※CIMCでは、一部のPCIeカードのFirmwareバージョン表示には対応しておりません。
この場合、Firmwareバージョンは、後述のHUUにてご確認ください。
[作業手順]
- お客様作業 (FE 作業前)
1. 該当サーバのOSをシャットダウンし、電源をoffにします。
2. 作業対象特定のために、CIMCの以下のメニューで[ロケータLED] を点灯してください。
- FE 作業
1. 交換対象の PCIeカード の位置(スロット)を確認します。
[C220M5]
[C240M5]
2. 取り外す電源ケーブル、その他のケーブル(ネットワーク, FC, Twinax 等)を、作業後に確実に戻せるよう、ラベリングします。
3. サーバ電源が off であることを確認し、電源ケーブルと必要であればその他のケーブルをサーバから抜きます。
4. サーバ前面の左右のラッチを開き、スライドレールに沿ってサーバをラックの前面に引き出します。
5. 以下の図を参考にロックを開放し、そのままラッチを引き上げ、サーバのトップカバーを取り外します。
6. 交換対象のPCIeカードが搭載されているPCIeライザーを垂直に引き上げ取り外します。
7. PCIeカードを交換して、PCIeライザーを元に戻します。
※PCIeライザーから既存の PCIe カードを取り外す方法と取り付ける方法は、以下のURLをクリック後、「PCIe カードの交換」部分をご参照ください。
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C220 M5・
C240 M5
8. トップカバーを元に戻して、サーバ・シャーシをラックに収納します。
9. 外したケーブル類を元通り繋ぎ直します。
10. Host Upgrade Utility(HUU)を用いて、PCIeカードのFirmwareを交換前のバージョンと合わせます。
バージョンのアップデート方法は、以下のドキュメントをご参照ください。