本ドキュメントではUCS C240M5 の SuperCap の交換手順についてご説明いたします。
[交換対象パーツ]
• UCSC-MRAID12G の SuperCap の交換には、UCSC-MRAID-SC= をオーダーします。
[作業前確認]
- FE 作業
1. CIMC の [シャーシ] タブで [障害とログ] メニューを選択し、右画面の [障害の概要] を確認して、Fault の有無を確認します。
2. CIMC の [ストレージ] タブで RAID controllerを選択し、右画面の [バッテリバックアップユニット]で ヘルス と ステータス の現状を確認しておきます。
[作業手順 - 取り外し]
- お客様作業 (FE 作業前)
1. OS をシャットダウンしてください。
2. 作業対象特定のために、CIMC の以下のメニューでLocator LEDを点灯してください。
- FE 作業
1. 作業対象のC240M5に接続されている電源ケーブルにラベリングを行い、元に戻せる状態にしてから電源ケーブルを抜きます。
2. サーバをラックから引き出してください。
(ネットワークケーブルなども抜かなければ、サーバをラックから引き出せない場合は、その他ケーブル類にもラベリングを行ってから抜いてください。)
3. 以下の図を参考に②のロックを開放し、そのままラッチを引き上げ、サーバーのトップカバーをはずします。
4. 交換対象の SuperCap の位置を確認します。
5. コネクタを切り離します。
6. SuperCap を交換します。その後、コネクタを元通りに接続します。
7. 天板を元に戻し、サーバをラックに戻します。
8. 電源ケーブル、ネットワークケーブルを元通りに接続します。
[作業後確認]
- お客様作業
システムが正常に起動することを確認します。
- FE 作業
1. CIMC の [シャーシ] タブで [障害とログ] メニューを選択し、右画面の [障害の概要] を確認して、交換作業前と比べて、 新しく Fault が発生していないことを確認します。
SuperCap 交換直後は、充電が完了するまで以下の Fault が発生することがあります。
[F0997][minor][equipment-degraded][sys/rack-unit-1/board/storage-SAS-SLOT-x/raid-battery] Storage Raid Battery SLOT-x Degraded: please check the battery or the storage controller
2. CIMC の [ストレージ] タブで RAID controllerを選択し、右画面の [バッテリバックアップユニット]で ヘルス が Good、
ステータス が Optimal になっていることを確認します。
[参考資料]
- Cisco UCS C240 M5 Server Installation and Service Guide
https://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/unified_computing/ucs/c/hw/C240M5/install/C240M5/C240M5_chapter_010.html#