本ドキュメントでは C3160 サーバーノード内の以下のRAIDカードの交換方法について説明します。
UCSC-C3X60-R4GB
UCSC-C3X60-R1GB
[交換に必要なツール、事前準備]
各種ドライバ工具
お客様のバージョンにあったHUU (Host Upgrade Utility) を作業用PCにダウンロードしておく
[作業手順]
- お客様作業 (FE 作業前)
1. Server Node 上に搭載されている OS をシャットダウンします。
- FE 作業
<RAIDコントローラーカードの取り外し>
1. 背面の電源ケーブルを抜きます。この際電源ケーブルを元の位置に戻せるようにラベリングしてください。
2. シャーシ後方から Server Node の両側にあるレバーを掴み、左右に力を入れ、Server Node をシャーシから押し出します。
3. 押し出された Server Node を水平方向にシャーシから引き出します。
4. 天板にあるラッチを水平方向から垂直方向に持ち上げ、反時計回りに回してから、天板をレバーのある側にスライドさせます。
5. 交換するRAIDカードの位置を確認し、カードを取り外します。
6. ①と②のネジをドライバで取り外し、③のヒートシンクを取り外します。
7. カードの両端を持ち、メザニンソケットからカードを取り外します。
<RAIDコントローラーカードの取り付け>
交換用パーツには以下の2つのパーツが付属してます。
- RAIDカード本体(Flashモジュールとバッテリーが接続済み)
- ヒートシンク(下面に保護カバーがついています)
1. RAIDカード本体を、メザニンソケットに挿入します。上図①のネジをしめます。
2. 交換用部品のヒートシンクの下面の保護カバーを取り外し、RAIDカードに設置します。②のネジをしめます。
3. サーバーノードの天板カバー閉めたあと、サーバーノードを設置します。
<RAID情報のインポートとファームウェアの設定>
1. 電源ケーブルを接続されていた元のPSUに接続します。 電源をONにし、CIMCのKVMコンソール等からコンソール画面を開きます。
2. コンソール画面を確認し、RAID情報が正常にインポートされているかどうかを確認します。
以下のメッセージが出力されたら正常にRAID情報がインポートされております。 ここでいう X は元々構成されていた Virtual Drive/JBOD の個数となります。
X Virtual Drive(s) found on host adapter.
X JBOD(s) found on the host adapter
3. 以下のドキュメントを参考に、交換したRAIDカードのファームウェアを実施します。
- Host Upgrade Utilityを使用したFirmwareのアップグレード
https://supportforums.cisco.com/ja/document/12067321
具体的にはHUU起動後、3108-8i の項目の Current Version と Update Version を確認します。
異なる場合には、その項目にチェックを入れ、Update を実施します。
同じ場合には、ファームウェアのアップデートは必要ありませんので、そのまま Exit でHUUを終了します。
<作業後の確認手順>
1. CIMC にログインし、Server タブ -> Storage Adapters タブを選択し、Health が Good である事を確認します。
- お客様作業 (FE 作業後)
1. OSを起動し、動作に問題ないことを確認します。
[参考資料]
- Cisco UCS C3160 Server Installation and Service Guide
http://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/unified_computing/ucs/c/hw/C3160/install/C3160/replace.html