本ドキュメントでは UCS C-series C460M4 のメモリライザーの交換手順についてご説明いたします。
[交換対象パーツ]
UCSC-MRBD-12= 【DDR3 メモリ用ライザー】
UCSC-MRBD2-12= 【DDR4 メモリ用ライザー】
[作業前確認]
- FE作業
1. CIMCの[Server]タブで[Faults and Logs]メニューを選択し、右画面の[Fault Summary]を確認して、発生しているFaultを確認します。
こちらのFaultについては後に確認しますので念のため直近のFaultはメモしておいて下さい。
[作業手順]
- お客様作業 (FE 作業前)
1. サーバー(OS)をシャットダウンします。
2. 作業対象特定のために、以下のメニューでLocator LEDを点灯してください。
- FE 作業
1. 交換対象のサーバーシャーシに接続されている電源ケーブルと、その他のケーブル等にラベリングを行い、元に戻せる状態にしてからケーブルを抜きます。
2. サーバー前面の以下の赤で囲んだラッチ部分を引き上げ、スライドレールに沿ってサーバーをトップカバーを外せるよう、十分に手前にに引きます。
3. 以下の図を参考にカバーラッチロックを開放し、そのままラッチを引き上げ、サーバーのトップカバーをはずします。
4. 交換対象のメモリライザーを特定します。
例えば、メモリライザー3の場合、以下図では「MEM 3」となります。
5. 両側の緑色のボタンを押し黄色の部分を持って引っ張り上げ、取り外します。
6. 取り外したメモリライザーに搭載されているメモリを新しいメモリライザーの同じ位置に差します。
7. 新しいメモリライザーを元のスロットに差します。
8. トップカバーを閉め、サーバーシャシーを押し込みラックに収納します。
9. 電源コード以外のケーブルをラベリング通りに戻します。
10. 電源コードを Power Supply にしっかり装着します。
11. 電源ボタンを押し、機器を起動します。
13. CIMC の画面にて、ハードウェアの異常が無いことを確認します。
- お客様作業 (FE 作業後)
1. OS が正常に起動することを確認します。
- FE 作業
- CIMC の [Server] タブで [Faults and Logs] メニューを選択し、右画面の [Fault Summary] を確認して、交換作業前と比べて、新しく Fault が発生していないことを確認します。
[参考資料]
Cisco UCS C-Series Rack Servers Install and Upgrade Guides
http://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/unified_computing/ucs/c/hw/c460m4/install/C460/replace.html#pgfId-1333786