本ドキュメントでは UCS C-series の DIMM (メモリー)の交換手順についてご説明いたします。
C460M4 については以下をご参照ください。
- [UCS C] C460M4 DIMM (メモリー)交換手順
[作業前確認]
- FE作業
1. CIMCの[Server]タブで[Faults and Logs]メニューを選択し、右画面の[Fault Summary]を確認して、発生しているFaultを確認します。
こちらのFaultについては後に確認しますので念のため直近のFaultはメモしておいて下さい。
2. メモリの状態を確認します。
2-1. CIMC 画面から、[Server] タブ配下にある [Inventory] から、
[Memory] タブを選択します。
2-2. 表示された DIMM 一覧から、[Operability] が [Operable] ではない
DIMM のスロットを特定します。
3. 物理的なメモリの位置を特定します。
- 方法1:メモリのインベントリー画面の DIMM Location diagramからメモリの位置を特定します。
サンプル画像:
- 方法2:以下のリンクのマニュアルから確認します。
- C220M3
- C220M4
- C240M3
- C240M4
上記以外のモデルは以下のリンクからご確認ください。
- Cisco UCS C-Series Rack Servers Install and Upgrade Guides
[作業手順]
- お客様作業 (FE 作業前)
1. サーバー(OS)をシャットダウンします。
2. 作業対象特定のために、以下のメニューでLocator LEDを点灯してください。
- FE 作業
1. 交換対象のサーバーシャーシに接続されている電源ケーブルと、その他のケーブルにラベリングを行い、元に戻せる状態にしてからケーブルを抜きます。
2. サーバーをラックの前面に引きトップカバーを開けます。
うまく外せない場合は、以下の各機種のマザーボード交換手順をご参照ください。天板の外し方が解説されています。
- C220M3
- C240M3
- C220M4
- C240M4
- C460M4
3. 該当 DIMM を抜きます。
4. 交換用 DIMM を挿入します。
5. トップカバーを閉めます。
6. 該当サーバーを元に戻します。
7. 電源コード以外の抜いたケーブルをラベリング通りに戻します。
8. 電源コードを Power Supply にしっかり装着します。
9. 電源ボタンを押し、機器を起動します。
10. CIMC の画面にて、メモリーモジュールの "Operability" が "Operable" になっていることを確認します。
11. CIMC の [Server] タブで [Faults and Logs] メニューを選択し、右画面の [Fault Summary] を確認して、交換作業前と比べて、新しく Fault が発生していないことを確認します。
- お客様作業 (FE 作業後)
1. OSの正常性をご確認ください。