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Yutaka Takahashi
Cisco Employee
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Mシリーズのアップグレード対象となるファームウェアは、以下のように分類されます。

 

(1) Fabric Interconnect 内のコンポーネント(f/wはAバンドルに含まれる)

- Fabric Interconnect

- UCS Manager

 

(2) M4038シャーシコンポーネント (f/wはMバンドルに含まれる)

- CMC (Chassis Management Controller)

- Shared Adapter

- Storage Controller

- Board Controller

 

(3) Cartridge エンドポイントコンポーネント (f/wはMバンドルに含まれる)

- CIMC

- BIOS

 

上図の場合、2.5.2.M.binMバンドル, 2.5.2.A.binAバンドルとなります。

  

各コンポーネントに対し、以下のfirmwareアップグレードの方法があります。

 

自動インストール

(1) (3)

直接アップグレード

(1)(2)(3)

サービスプロファイルのファームウェアパッケージによるアップグレード

(3)

 

(1)の自動インストール方法については、以下の記事をご参照ください。

[UCS] UCS Infrastructure firmware Auto Install によるアップグレード方法

https://supportforums.cisco.com/ja/document/12927241

 


本ドキュメントでは、(2)(3)の直接アップグレードについて説明をします。
 
M シリーズ シャーシ コンポーネントのファームウェアのアップグレードをトリガーするには、次の順に実行します。

 

1. CMC ファームウェアのUpdate
2. 共有アダプタ(Shared Adapter) ファームウェアのUpdate
3. CMC ファームウェアのActivate
4. 共有アダプタ ファームウェアのActivate
5. ストレージ コントローラのActivate
6. ボード コントローラのActivate

 

サーバエンドポイントのファームウェアのアップグレードをトリガーするには、次の順に実行します。

 

1. CIMC のUpdate
2. CIMC のActivate
3. BIOS のUpdate
4. BIOS のActivate

 

UCS firmware のDownload, Update, Activate については、以下の解説をご参照ください。

 

[UCS] UCS Bシリーズ ファームウェアアップグレード手順(Infrastructure Firmware 編)

https://supportforums.cisco.com/ja/document/12401586

 

本ドキュメントでは、例として

 

(2)M4038シャーシコンポーネント

(3)M142 Cartridge#1

 

のファームウェアをfirmware 2.5(1b) から 2.5(2a) へアップグレードする手順を示します。

アップグレードに先立って、Download Firmware を実施し、Mバンドル(2.5.2.M.bin)をFabric Interconnect にダウンロードしておきます。

Download Firmware から該当するファイルを選択し、OKを押してクライアントPCからFIへファイルをダウンロードします。

 

シャーシ, サーバエンドポイントのFirmware Update

 

まず最初に、CMC, Shared Adapter, BIOS, CIMC のファームウェアを同時にUpdateします。

 

[Note]---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

サーバエンドポイントコンポーネントのUpdate, Activate手順(E-1~E-4)は、上述のようにサービスプロファイルのファームウェアパッケージによるアップグレードにより実施することが可能です。

手順はBシリーズやCシリーズ統合型と同じですので、以下をご確認ください。

 

[UCS] UCS Bシリーズ ファームウェアアップグレード手順(Server Firmware 編)

https://supportforums.cisco.com/ja/document/12401826

------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

 

手順

 

1. 左側[Navigation] ペインの [Equipment] タブをクリックします。
2. [Equipment] タブで、[Equipment] ノードを展開します。
3. 右側[Work] ペインの [Firmware Management] タブをクリックします。
4. [Installed Firmware] タブで、[Update Firmware] をクリックします。
Cisco UCS Manager GUI によって、[Update Firmware] ダイアログボックスが開きます。
5. [Update Firmware] ダイアログボックスで、次の操作を実行します。
a. メニュー バーの [Filter] ドロップダウン リストから [ALL] を選択します。
共有アダプタやサーバの BIOS など、特定のタイプのすべてのエンドポイント ファームウェアを更新する場合、ドロップダウンリス トからそのタイプを選択します。
b. [Select] フィールドで、[Bundle] オプション ボタンをクリックし、[Set Bundle] ドロップダウン リスト から適切なバンドル= 2.5(2a)M を選択します。

本例では、全てのカートリッジ、及びシャーシファームウェアを一度にアップデートしております。 

c. Updateされる項目に緑色のチェックマークが付いていることを確認し、[OK] をクリックするとUpdate Status "Updating"に変わり、Updateが完了すると"Ready"となります。

 

1 つ以上のエンドポイントを直接アップデートできない場合は、Cisco UCS Manager に通知メッセージが表示されます。 通知メッセージを確認した後、Cisco UCS Manager によって、サーバ上にある直接アップデート可能な他のすべてのエンドポイントのファームウェアがアップデートされます。

Cisco UCS Manager によって、選択したファームウェア イメージがバックアップ メモリ パーティションにコピーされ、そのイメージが破損していないことが確認されます。 イメージは、明示的にアクティブにするまで、バックアップ バージョンとして残されます。 Cisco UCS Manager はすべてのアップデートを同時に開始します。 ただし、アップデートによって、完了する時間が異なることがあります。

[Update Firmware] ダイアログボックスで、すべてのアップデート済みエンドポイントについて、[Update Status] カラムに [ready] と表示されると、アップデートは完了です。

 

シャーシファームウェアのActivate

 

Firmware UpdateしてBackup領域に置かれたファームウェアを、Primary領域へアクティブ化(Activate)します。

 

<Activateするファームウェアバージョンの確認>

Activateする各ファームウェアのバージョンは、

Equipment => Firmware Management => Packages から確認することが出来ます。

 

上記の例から、2.5.2aMシリーズサーバファームウェアには、

Board Controller = 1.0.11

CMC = 2.0.5a

Storage Controller = 24.5.2.3

Shared Adapter = 4.0.6a

M-142/M-1414/M-2814 M4 各々のCIMC = 2.0.5a

M-142/M-1414/M-2814 M4 各々のBIOS

が含まれていることが分かります。

 

[シャーシファームウェアのActivate]

 

手順

1. [Navigation] ペインの [Equipment] タブをクリックします。

2. [Equipment] タブの [Equipment] > [Chassis] > [Chassis Number] を選択します。

3. 右ペインの[Installed Firmware] タブを選択し、[Activate Firmware] をクリックします。

4. "Set Startup Version Only"のチェックを外し、下方の"Board Controller", "Chassis Management Controller", "Shared Adapter", "Storage Controller SAS 1" をアップグレードするパッケージに含まれる上述のバージョンに▼プルダウンメニューから選択して合わせ、Applyをクリックします。

 

5. アップグレードに伴うリセット等により、Serverがシャットダウンされる旨のWarningウィンドウが該当するコンポーネントに対しポップアップします。了解をクリックすると、Activationが開始します。

 

 

6. 最終確認

Activate Status がReadyとなったことを確認し、Running version がバージョンアップされているかを確認をします。

 

 

サーバエンドポイントファームウェアのActivate

 

 

手順

CIMC => BIOS の順でActivateします。

1. [Navigation] ペインより、対象カートリッジがインストールされているシャーシを選択し、右ペインでActivate Firmware のアイコンをクリックします。

2. 対象カートリッジ、サーバを展開し、アップグレードしたいバージョンのCIMC Controller のファームウェアをプルダウンメニュー▼より選択し、Applyをクリックします。

Warningに対し、了解をクリックするとすぐにActivatesれ、Activate Status がRebootingに変わりCIMCがリブートします。暫く待つとReadyに戻り、Activateが完了します。

 

3. BIOSをActivateします。CIMCと同様に、バージョンを選択し、Applyをクリックします。ポップアップメッセージに了解をクリックします。

 

4. 最終確認

BIOS, CIMC 共にRunning Version が適切なバージョンに変更されたことを確認します。

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