UCS B-series内蔵RAID Controller配下に作成されたRAID Arrayを 別のBlade Server
(すなわち別のRAID Controller)へ乗せ換える場合、UCS versionが1.4(1i),(1j),(1m) の場合、
以下の不具合により、交換時に特別な方法を取る必要があります。
CSCtl81556 The RAID Mirror fails boot after moving the RAID Cluster to a diff blade
この不具合は リリース済み1.4(2b)のバージョンに改修が含まれておりますが、該当versionを
ご利用の場合は以下の手順で乗せ換えを行なって下さい。
この手順で行わず、RAIDのactivate処理を行う前に、Service-ProfileをBladeにAssociateした場合、
HDD中のデータが失われる恐れがあります。
他のversionでのRAID Arrayの乗せ換えについては、以下のドキュメントを参照下さい。
UCS B-Series内蔵RAID Controller配下のRAID Arrayの乗せ換えについて
【乗せ換え手順】
1. OSのShutdown
2. Service ProfileをDisassociation
3. BladeをDe-comission
4. 交換用BladeにHDDを乗せ換えてSlotに挿入
5. 交換用 Blade がこれまでに該当のシャーシに挿入されたことがない場合、自動で Re-acknowledge が開始。以前に同シャーシに挿入したことがあり Decommission により抜かれた Blade である場合には、明示的に Re-acknowldge を実施する。
6. KVM Console 立ち上げ
7. Bladeの全面にある電源ボタンを押し起動
8. 起動画面を確認し、F2でBIOS設定に入る
9. BIOS設定で、Quiet BootをDisabledに設定し、save後、Bios設定を抜ける
10. 再起動後、LSI の Configuration Utility に Ctrl + c で入る
11. 以下の画面で enter
12. RAID Properties を選択
13. View Existing Array を選択
14. Manage Array を選択
15. Activate Array を選択し、その後の画面で y を選択
16. Activate後、LSI Config Utility を抜ける
17. Bladeの全面にある電源ボタンを長押しし、電源を落とす
18. UCSM からService-Profileをassociate
19. Serverを起動し、乗せ換え作業は終了です。