APIC-EM: 初期設定項目の更新方法

[yukoga]

• 設定ウィザードの更新
• 事前の注意事項
• 設定ウィザードの再実行
• 実施後の注意事項
• 参考資料

本ドキュメントでは、APIC-EM (Cisco Application Policy Infrastructure Controller エンタープライズ モジュール) の設定ウィザードによる初期設定を更新する方法について説明します。本ドキュメント作成時点で確認している製品バージョンは、APIC-EM 1.6 です。

設定ウィザードの更新

APIC-EM インストール時にウィザードで設定した項目を更新する場合、'config_wizard' コマンドにて設定ウィザードを再実行します。

事前の注意事項

• 本操作ではコントローラのダウンタイムが発生するため、メンテナンス時間中の実施を検討します。 処理中にサービスの停止・起動が含まれ、完了までに数十分かそれ以上の時間がかかることがあります。
• マルチ ホスト クラスタ構成の場合、'config_wizard' コマンドにて一度シングル ホストの構成に戻した状態で設定を変更します。
• 初期設定で設定した既存の値は自動的に表示されるため再入力する必要はありませんが、パスワードについては入力を求められるため、既存の値を変えたくない場合は、初期設定した時の値を調べておきます。

  画面	必須入力項目
  CLOUD CONNECTIVITY	CCO Password
  LINUX USER SETTING	Linux Password
  APIC-EM ADMIN USER SETTINGS	Administrator Password

設定ウィザードの再実行

1. SSH クライアントから "grapevine" ユーザーで APIC-EM にログインします。
2. 'config_wizard' コマンドを実行してウィザードを起動します。
   

   $ config_wizard

3. [< Create a new APIC-EM cluster >] を選択してウィザードを開始します。
   
4. RESET EXISTING CONTROLLER NETWORK CONFIG の画面では既存の設定をリセットしないよう、デフォルトの "no" のまま、[next>>] をクリックしてウィザードを進めます。
   
5. 初回インストール時同様のウィザードが表示されます。設定を更新したい項目の画面まで、[next>>] をクリックしてウィザードを進めます。
6. 設定を更新したい項目の画面に到達したら、新しい値を入力して [next>>] をクリックします。
7. 既存の値を確認しながら最後までウィザードを進めます。CONTROLLER CLEAN-UP の画面では既存の設定をリセットしないよう、デフォルトの "no" のままで進めます。
   
8. ウィザードを最後のステップまで進めたら、 [Proceed >>] をクリックします。
   
9. 処理が進行し、サービスが全て起動したら完了です。
   

実施後の注意事項

• ウィザードの最終ステップで [Proceed >>] の代わりに [ <save & exit> ] を選択してウィザードを終了した場合、reset_grapevine コマンドを実施する必要があります。
  • 本制限はリリースノートに記載されています。

    When the configuration wizard is run to deploy the Cisco APIC-EM and the <save & exit> option is selected at the end of the configuration process instead of the proceed>> option, then you should always run the reset_grapevine command to bring the Cisco APIC-EM to an operational state. Failure to run the reset_grapevine command at the end of the deployment process after choosing the <save & exit> option in the configuration wizard will cause certain services to fail. The services that will fail are services that are brought up in the new VMs that are created and that depend upon the PKI certificates and stores. Services that do not depend upon the PKI certificates and stores will function properly. 

  • reset_grapevine コマンドの利用方法は、トラブルシューティングガイドやAPIC-EM: reset_grapevine コマンドによるリセット方法 の記事を参照します。
• ウィザードが失敗する場合、APIC-EMでのログ取得手順 記事を参考に調査用ログを採取します。

参考資料

• Cisco Application Policy Infrastructure Controller Enterprise Module Administrator Guide, Release 1.6.x
  
  • Managing the Cisco APIC-EM
• Cisco Application Policy Infrastructure Controller Enterprise Module Troubleshooting Guide, Release 1.6.x
  
  • Troubleshooting the Configuration
    
  • Resetting the Cisco APIC-EM
• Cisco APIC-EM Controller Release Notes

[yukoga]

本ドキュメントでは、APIC-EM (Cisco Application Policy Infrastructure Controller エンタープライズ モジュール) の設定ウィザードによる初期設定を更新する方法について説明します。本ドキュメント作成時点で確認している製品バージョンは、APIC-EM 1.6 です。

設定ウィザードの更新

APIC-EM インストール時にウィザードで設定した項目を更新する場合、'config_wizard' コマンドにて設定ウィザードを再実行します。

事前の注意事項

• 本操作ではコントローラのダウンタイムが発生するため、メンテナンス時間中の実施を検討します。 処理中にサービスの停止・起動が含まれ、完了までに数十分かそれ以上の時間がかかることがあります。
• マルチ ホスト クラスタ構成の場合、'config_wizard' コマンドにて一度シングル ホストの構成に戻した状態で設定を変更します。
• 初期設定で設定した既存の値は自動的に表示されるため再入力する必要はありませんが、パスワードについては入力を求められるため、既存の値を変えたくない場合は、初期設定した時の値を調べておきます。

  画面	必須入力項目
  CLOUD CONNECTIVITY	CCO Password
  LINUX USER SETTING	Linux Password
  APIC-EM ADMIN USER SETTINGS	Administrator Password

設定ウィザードの再実行

1. SSH クライアントから "grapevine" ユーザーで APIC-EM にログインします。
2. 'config_wizard' コマンドを実行してウィザードを起動します。
   

   $ config_wizard

3. [< Create a new APIC-EM cluster >] を選択してウィザードを開始します。
   
4. RESET EXISTING CONTROLLER NETWORK CONFIG の画面では既存の設定をリセットしないよう、デフォルトの "no" のまま、[next>>] をクリックしてウィザードを進めます。
   
5. 初回インストール時同様のウィザードが表示されます。設定を更新したい項目の画面まで、[next>>] をクリックしてウィザードを進めます。
6. 設定を更新したい項目の画面に到達したら、新しい値を入力して [next>>] をクリックします。
7. 既存の値を確認しながら最後までウィザードを進めます。CONTROLLER CLEAN-UP の画面では既存の設定をリセットしないよう、デフォルトの "no" のままで進めます。
   
8. ウィザードを最後のステップまで進めたら、 [Proceed >>] をクリックします。
   
9. 処理が進行し、サービスが全て起動したら完了です。
   

実施後の注意事項

• ウィザードの最終ステップで [Proceed >>] の代わりに [ <save & exit> ] を選択してウィザードを終了した場合、reset_grapevine コマンドを実施する必要があります。
  • 本制限はリリースノートに記載されています。

    When the configuration wizard is run to deploy the Cisco APIC-EM and the <save & exit> option is selected at the end of the configuration process instead of the proceed>> option, then you should always run the reset_grapevine command to bring the Cisco APIC-EM to an operational state. Failure to run the reset_grapevine command at the end of the deployment process after choosing the <save & exit> option in the configuration wizard will cause certain services to fail. The services that will fail are services that are brought up in the new VMs that are created and that depend upon the PKI certificates and stores. Services that do not depend upon the PKI certificates and stores will function properly. 

  • reset_grapevine コマンドの利用方法は、トラブルシューティングガイドやAPIC-EM: reset_grapevine コマンドによるリセット方法 の記事を参照します。
• ウィザードが失敗する場合、APIC-EMでのログ取得手順 記事を参考に調査用ログを採取します。

参考資料

• Cisco Application Policy Infrastructure Controller Enterprise Module Administrator Guide, Release 1.6.x
  
  • Managing the Cisco APIC-EM
• Cisco Application Policy Infrastructure Controller Enterprise Module Troubleshooting Guide, Release 1.6.x
  
  • Troubleshooting the Configuration
    
  • Resetting the Cisco APIC-EM
• Cisco APIC-EM Controller Release Notes