はじめに
本ドキュメントでは Cisco Crosswork Network Controller (CNC) のクリーンシステムリブートの実施方法について説明します。
本記事の内容は Crosswork Infrastructure 4.0/4.1, Crosswork 2.0/3.0 を対象とし、VMware vSphere の VM としてデプロイされた CNC Cluster についてのクリーンシステムリブート方法について説明します。
クリーンシステムリブートとは
Cisco Crosswork クラスタの通常の運用中に、システム全体のリカバリが必要になることがあります。
Cisco Crosswork は、ノード、アプリケーション、またはサービスが誤動作している場合にアラームを生成します。システム障害が発生した場合、まずアラームを調べます。次に、アラームで特定された個々のノード、アプリケーション、またはサービスの健全性をチェックし、問題の原因を特定し、それがサービス障害であることが判明した場合は、問題のサービスを再起動することができます。
1つのハイブリッドノードが故障した、または1つのハイブリッド・ノードと1つ以上のワーカー・ノードが故障したことを示すアラームが表示されたら、まず故障したノードを再起動または交換(消去してから再追加)することを試みてください。それでもまだ問題がある場合は、本ドキュメントで紹介するシステムのクリーン リブートを検討してください。
手順
- それぞれのノードをパワーダウンします
- VMware vSphere Web Client にログインします
- Hosts and Clusters の画面の左側から対象のVMを右クリックし、Power > Power Off を実施します
- VMのステータスが Power Off になるのを確認します。
- Step 1 を残りのVMに対して繰り返します
- 最初のハイブリッドノードのVMを Power Up します。
- VMware vSphere Web Client にログインします
- Hosts and Clusters の画面の左側から対象のVMを右クリックし、Power > Power On を実施します
- VMのステータスが Power On になるのを確認したあと次のステップに進む前に30秒ほど待ちます
- Step 3 の手順を他のハイブリッドノードのVMに対して繰り返します。VMのPower On は30秒づつずらしてから実行します。すべてのハイブリッドノードが Power On 状態になったら、ワーカーノードのVMに対しても同じ手順でPower Onします。この際にも各ノードの Power On の操作は30秒待ってから実施してください。