キャンセル
次の結果を表示 
次の代わりに検索 
もしかして: 
cancel
9307
閲覧回数
20
いいね!
0
コメント
sunsong
Cisco Employee
Cisco Employee

最近にIOSの15.xにUpgradeを実施し、QoSの方式が変わった事により、既存の設定が効かないなどの
事象を経験された方もいらっしゃると思いますので、分かる範囲で既存のQoSと新しいQoSの
AchitectureであるHQFとの差について整理させて頂きます。(HQFは12.4(20)Tから適用されています
ので15.xのReleaseからは全IOSが適用されています。)

1.各ClassのQueueing方式
-HQF以前のReleaseでは、各ClassにBandwidthを設定するとFIFO Queuingのみ使用可能でした。
それに対してHQFからは各Classでもfair-queueを設定可能になりました。

2.Class-defaultのQueueing方式
-HQF以前のReleaseでは、class-defaultに対してのみDefaultでfair-queueが使用されましたが、
HQFでは、class-defaultはdefaultではFIFOでfair-queueも設定可能になっています。

3.CBWFQの動作
-HQF以前のRelaseでは、class-defaultのfair-queueはWFQとして動作しておりClass-default
のQueueはIP PrecedenceによりWeightが割り当てられておりましたが、HQFからはFlow-based
fair-queueとして動作するようになり、全てのQueueはFlow毎に公平に扱われます。

4.GTSの動作
-HQFからはGTSが使用できなくなりました。GTSのShapingを使用したい場合にはPolicy-map
のClass-defaultにShapeを設定する方法が対案になります。

5.Class-defaultのBandwidth
-Class-defaultはHQFから設定がされてなくても1%はBandwidthとして設定されているように
扱われます。これにより、他のClassでBandwidthをInterfaceや親Policy-mapのShaping
Rateに100%になるように設定した場合、期待されてない動作になる可能性がございます。
(各ClassのBandwidth99%にするかbandwidth remaining percentを使用する方法
などが対案になります。)

重要なPointだけ(自分が知ってる事だけ)述べましたが、必要に応じて下記のLinkの文書を

細かくCheckする必要があるかもしれません。

Hierarchical Queuing Framework

http://www.cisco.com/en/US/prod/collateral/iosswrel/ps6537/ps6558/white_paper_c11-481499.html

Getting Started

検索バーにキーワード、フレーズ、または質問を入力し、お探しのものを見つけましょう

シスコ コミュニティをいち早く使いこなしていただけるよう役立つリンクをまとめました。みなさんのジャーニーがより良いものとなるようお手伝いします