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IOS-XE Polaris について

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概要

IOS-XE で動作する機器に触れる機会が多い方は、 "Polaris" という言葉をしばしば見ることがあるかもしれません。

Polaris とは、IOS-XE における特定のバージョンのコードネームです。本ドキュメントでは Polaris とは何かについて記載します。

 

背景

IOS-XE は、ASR1000 シリーズルータ、 ISR4000 シリーズルータ、 Catalyst 3850 シリーズスイッチなどに搭載されており、2018年10月現在、バージョンは 15.x および 16.x がリリースされています。

16.x より前の IOS-XE ソフトウェアは、ルータとスイッチはそれぞれ別のトレインによって管理されています。

例として以下に ASR1001-X と Catalyst 3850-48P-E の IOS-XE image 名を示します。

  • ASR1001-X
    • asr1001x-universalk9.03.16.08.S.155-3.S8-ext.SPA.bin
  • Catalyst 3850-48P-E
    • cat3k_caa-universalk9.SPA.03.06.08.E.152-2.E8.bin

上記のように、基本的にはルータは S トレイン、 Catalyst スイッチでは E トレインにて管理されています。

最近では WLC のような機器でも動作しており、IOS-XE はエンタープライズ向け製品で広く採用されています。

 

Polaris とは

IOS-XE 15.x では機器ごとに別のトレインを使用してソフトウェアを管理していましたが、IOS-XE 16.x からはエンタープライズハードウェアプラットフォームを統一されたソフトウェアスタックで動作させるようにアーキテクチャが変更されています。この統一されたソフトウェアスタックのコードネームが Polaris です。つまり、16.x 以降の IOS-XE は Polaris ベースのソフトウェアで動作するということです。以下に  ASR1001-X と Catalyst 3850-48P-E の 16.x image を例として記載します。

  • ASR 1001-X
    • asr1001x-universalk9.16.03.07.SPA.bin
  • Catalyst 3850-48P-E
    • cat3k_caa-universalk9.16.03.07.SPA.bin

image 名からトレインを示すアルファベットが除外されています。また、バージョン番号についても統一されていることがわかります。このような統一されたソフトウェアスタックを導入することで、ポートフォリオ全体で一貫したユーザエクスペリエンスを提供し、同時に開発の効率化が実現されています。

 

リリース規則

Polaris のリリースから2018年10月現在まで、基本的に Polaris image は 1年間に 3つのリリースが行われています ( Rebuild release についてはより頻繁にリリースされます)。ソフトウェアバージョンの番号については以下を参照してください。

ホワイト ペーパー:Cisco IOS および NX-OS ソフトウェア リファレンス ガイド

また、1年のうちにリリースされるソフトウェア全体に対して Brand name が名付けられており、山の名前にちなんで命名されています。これらをまとめると以下の表となります。

Release year Brand name versions
2016 Denali 16.1, 16.2, 16.3(EM)
2017 Everest 16.4, 16.5, 16.6(EM)
2018 Fuji 16.7, 16.8, 16.9(EM)
2019 Gibraltar 16.10

※1  EM : Extended Maintenance release

※2 正確なリリース日については前後することがあります。

 

IOS-XE 16.x におけるメンテナンスポリシーについては下記のドキュメントも詳しいので、合わせてご確認頂ければと思います。

IOS-XE 16.x Standard Maintenance のメンテナンスポリシーについて