PI(Prime Infrastructure)でHA構成を組みます。
その際にPrimaryのPIからSecondaryのPIへのfailover、
もしくはSecondaryからPrimaryへのfailback時にNotificationメールを送信する機能があります。
下記の管理者ガイドに記載の内容を本投稿で補足します。
Cisco Prime Infrastructure 2.2 Administrator Guide
1.設定
前提としてメールサーバを予め設定しておく必要があります。
(GUI)Administration > Settings > System Settings > Mail Server Configuration
後は、HA構成の設定箇所でEmail Addressを設定するのみです。
(GUI)Administration > Settings > High Availability > HA Configuration
2.どんなメールがどこから送信される?
Failover Type : Automatic の前提 です。
Virtual IPを有効にしても無効にしてもメールの送信元は同じになります。
Failover した際(PrimaryからSecondaryへ切り替わった際)、
"Cisco Prime Infrastructure: Failover from [Primary IP address] to [Secondary IP address] completed"
という件名のメールがSecondaryのIPアドレスから送信されます。
Failbackした際(SecondaryからPrimaryへ切り戻した際)、
"Cisco Prime Infrastructure: Failback from [Secondary IP address] to [Primary IP address] completed"
という件名のメールがPrimaryのIPアドレスから送信されます。
メール受信に制限をかけている場合は、Primary/Secondary双方のIPアドレスを許可する必要があります。Virtual IPが送信元になることはありませんのでご注意ください。
※メール件名の[Primary/Secondary IP address]ですが、名前解決が行われホスト名が表示される場合もあります。
3.HA関連のその他のメール通知機能(参考)
Failover/Failback時以外にも下記のようなHA構成関連のメール通知があります。
HA構成が完了した際、
"Cisco Prime Infrastructure Primary:[Primary IP address] has completed registration with Secondary:[IP address]"
という件名のメールがPrimaryから送信されます。
Failover Type : Manual設定で、Primaryをhaltさせた場合に
”Cisco Prime Infrastructure Primary: [Primary IP address] has been shutdown"
という件名のメールがSecodaryから送信されます。
Failover Type : Manual設定で、Primaryが復旧した際に
"Cisco Prime Infrastructure: [Primary IP address] has started registration with [Secondary IP address]"
という件名のメールがPrimaryから送信されます。
以上、適宜ご検証の上ご利用ください。