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VoiceGWをBRIのみに接続する際のクロック同期設定

takaaki.kanda
Level 1
Level 1

ISR4321のNIMスロットにNIM-4BRI-NT/TEを搭載して、BRI回線に接続している状態におけるクロック同期設定の方法を教えていただけないでしょうか?

 

以下の設定例はT1コントローラーのもので、

IP 電話網にVoice GWを接続する際のクロック同期設計について

以下の解説にある

network-clock-select

はISR4321+NIM-4BRI-NT/TEの環境ではコマンド自体が存在しませんでした。

VoiceGWのバックツーバック接続の方法: BRI

network-clock select 1 bits R0

というコマンドはあるようですが、これで合ってますでしょうか?

IOSのバージョンは以下の通りです。

Cisco IOS XE Software, Version 03.16.04b.S
Cisco IOS Software, ISR Software (X86_64_LINUX_IOSD-UNIVERSALK9-M), Version 15.5(3)S4b, RELEASE SOFTWARE (fc1)

 

 

1 件の受理された解決策

受理された解決策

BRI NIMカードは、バックプレーンのクロックと同期はしませんが、
カード自体は、BRI回線からのクロックに同期して動作します。

NIMカード毎に、独立したクロックドメインを構成することができ、
NIMカード単位で異なるクロックのネットワークに接続ができます。

 

NTTのISDNサービス(INSネット64)の場合は、全ての回線は単一のクロックで
動作しています。BRI NIMカードは、普通にNTT回線に従属同期させて
使用すれば問題ありません。

 

ひかり電話のBRIインタフェースに関しては、VoIPをBRIに変換する
アダプタ装置経由での接続になると思います。
アダプタ装置の仕様は弊社では分かりません。
BRIの本数が多くなりアダプタ装置が複数必要な場合、アダプタ装置毎に
異なるクロックが提供される可能性があります。
その場合、一枚のBRI NIMカードに全てのBRI回線を収容するのは難しくなります。
弊社サポート部門では、ひかり電話(BRI)との接続検証テストは行っておりませんので、
機器、設備導入に際しては、キャリア側担当者に相談し、必要に応じて
事前検証テストを行っていただきますようお願いします。

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4件の返信4

Hiroshi Ishiyama
Cisco Employee
Cisco Employee

CCOのドキュメントに以下の記載があります。

 

NIMs Support Multiple Voice Applications on the Cisco 4000 Series ISRs
https://www.cisco.com/c/en/us/products/collateral/routers/4000-series-integrated-services-routers-isr/datasheet-c78-733646.html

-----------------------------------------------------------------------------
Since the fourth-generation Cisco NIMs have their own DSP to support voice, there is no need to synchronize the clock to the backplane, and the clock-participate command is not supported in the BRI, FXO/FXS, and E/M NIMs.
-----------------------------------------------------------------------------

 

(補足説明)

ISR4K は ISR G2 と異なり、DSPはバックプレーンではなく、
インタフェースカード(NIM)内に配置しています。
その為、ISR4K の BRIインタフェースカードは、バックプレーン上
のDSPを使用する必要はありません。
上記のドキュメントの通り、clock-participateコマンドが無いので、
クロックソースを選択するコマンドもありません。

 

T1インタフェースの場合でも"network-clock synchronization participate" は
必須ではなく、NIMカード毎に異なるクロックドメインで動作できます。
(NIM毎にクロックの異なるキャリアと接続することができるということです。
 異なるNIMから受信したクロックを、別のNIMから他の装置に供給したい場合は、
 "network-clock synchronization participate "コマンドと
 "network-clock input-source priority controller"コマンドを使用します。)

 

ISR4KのBRIカードは、クロックをバックプレーンと同期する機能が無いため、
異なるBRIカードから受信したクロックを、別のBRIカードから供給することは
できません。

 

ご回答ありがとうございました。

(長らく放置状態で申し訳ありませんでした)

 

頂いたご回答からISR4331にBRI NIMカードのみを搭載した環境ではクロック同期ができないということが理解できました。

 

追加で質問なのですが、NTTのひかり電話などでBRI回線のみの環境においてISR4331を利用する際のクロック同期はどのように行えばよろしいでしょうか?

こういった環境ではクロック同期は不要でしょうか?

以上、よろしくお願いします。

BRI NIMカードは、バックプレーンのクロックと同期はしませんが、
カード自体は、BRI回線からのクロックに同期して動作します。

NIMカード毎に、独立したクロックドメインを構成することができ、
NIMカード単位で異なるクロックのネットワークに接続ができます。

 

NTTのISDNサービス(INSネット64)の場合は、全ての回線は単一のクロックで
動作しています。BRI NIMカードは、普通にNTT回線に従属同期させて
使用すれば問題ありません。

 

ひかり電話のBRIインタフェースに関しては、VoIPをBRIに変換する
アダプタ装置経由での接続になると思います。
アダプタ装置の仕様は弊社では分かりません。
BRIの本数が多くなりアダプタ装置が複数必要な場合、アダプタ装置毎に
異なるクロックが提供される可能性があります。
その場合、一枚のBRI NIMカードに全てのBRI回線を収容するのは難しくなります。
弊社サポート部門では、ひかり電話(BRI)との接続検証テストは行っておりませんので、
機器、設備導入に際しては、キャリア側担当者に相談し、必要に応じて
事前検証テストを行っていただきますようお願いします。

返答ありがとうございました。

・NIMカードはそれぞれでクロックドメインを構成する

・BRIは回線側に従属同期させる

よって、NIMカードが1枚の場合はこれで問題ない。

ただし、NIMカードが複数にわたるような構成の場合は何らかの方法で

VoIPをBRIに変換するアダプタ装置も含めたクロック同期を考慮する必要がある。

と理解しました。

お手間を取らせましたが、今後ともよろしくお願いします。