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Cisco ISR4000のパフォーマンスライセンスについてのご質問

ISR4221とNIMモジュールの購入を検討しています。
Performanceライセンスも購入が必要か合わせて検討しています。


①制限される通信帯域の対象は、WANポートの通信ですか?

②WANの通信データを抑えて、御社製品の導入費用を抑えるためのものですか?

③接続される機器間がハブとして通信する場合は、その通信量も制限の対象外ですか?

1 件の受理された解決策

受理された解決策

こんばんは。

ISR 4KシリーズのPerformanceライセンスについて、当方が知り得る限りの情報を下記に記載しますが、現在では仕様が変更されている可能性もありますので、そのあたりについては悪しからずご了承願います。

 

さて、Cisco ISR 4000シリーズのスループットですが、暗号化性能における米国の輸出規制の件もあるのですが、IPsec等を利用しない場合でも4000シリーズにはデフォルトでスループットに制限がかかっています。

CPUの処理性能に余裕があったりインターフェースのLinkup速度が1Gbpsであったとしても、転送レート(スループット/パフォーマンス)が制限されます。具体的には制限値を超過したパケットはQoSのPolicingと同じように破棄されます。

転送レート(パフォーマンス/スループット)の算出方法は、Linkupしている物理インターフェースの出力量の合計値で計算されます。

 

Performance-on-Demand ライセンスは標準の転送スループットを向上させるためのライセンスですので、暗号化トンネル数と暗号化スループットに関する制限を解除するHSECとは異なります。という訳でPerformanceライセンスを適用しないと100Mbpsのスループットも出ない機器がありますので、十分ご注意下さい。

※「パフォーマンスオンデマンドライセンス」と「ブースターパフォーマンスライセンス」の2種類がありますが、適用による上限値は異なりますのでご注意下さい。また、どちらかを購入して適用します。

 

あと、他の注意点として、このライセンスは通常のライセンス適用手順に加えてもうひと手間あります。
通常のライセンス適用の手順は、
①PACファイル入手
②CiscoサイトでProduct License Registrationを行ってライセンスファイルを取得
③ライセンスファイルを装置に転送し、『license install xxxx』でインストール
ここまでなのですが、このPerformanceライセンスは、
④configモードで『platform hardware throughput level xxxkbps』にて設定
⑤再起動(しないと反映されない)
⑥起動後、『show platform hardware throughput level』にてスループットレベルが向上していることを確認
が必要になります。

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1件の返信1

こんばんは。

ISR 4KシリーズのPerformanceライセンスについて、当方が知り得る限りの情報を下記に記載しますが、現在では仕様が変更されている可能性もありますので、そのあたりについては悪しからずご了承願います。

 

さて、Cisco ISR 4000シリーズのスループットですが、暗号化性能における米国の輸出規制の件もあるのですが、IPsec等を利用しない場合でも4000シリーズにはデフォルトでスループットに制限がかかっています。

CPUの処理性能に余裕があったりインターフェースのLinkup速度が1Gbpsであったとしても、転送レート(スループット/パフォーマンス)が制限されます。具体的には制限値を超過したパケットはQoSのPolicingと同じように破棄されます。

転送レート(パフォーマンス/スループット)の算出方法は、Linkupしている物理インターフェースの出力量の合計値で計算されます。

 

Performance-on-Demand ライセンスは標準の転送スループットを向上させるためのライセンスですので、暗号化トンネル数と暗号化スループットに関する制限を解除するHSECとは異なります。という訳でPerformanceライセンスを適用しないと100Mbpsのスループットも出ない機器がありますので、十分ご注意下さい。

※「パフォーマンスオンデマンドライセンス」と「ブースターパフォーマンスライセンス」の2種類がありますが、適用による上限値は異なりますのでご注意下さい。また、どちらかを購入して適用します。

 

あと、他の注意点として、このライセンスは通常のライセンス適用手順に加えてもうひと手間あります。
通常のライセンス適用の手順は、
①PACファイル入手
②CiscoサイトでProduct License Registrationを行ってライセンスファイルを取得
③ライセンスファイルを装置に転送し、『license install xxxx』でインストール
ここまでなのですが、このPerformanceライセンスは、
④configモードで『platform hardware throughput level xxxkbps』にて設定
⑤再起動(しないと反映されない)
⑥起動後、『show platform hardware throughput level』にてスループットレベルが向上していることを確認
が必要になります。

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