2020年10月19日 (初版)
TAC SR Collection |
主な問題 |
クライアント接続断が発生します。
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原因 |
DCA の作用でチャネル変更が起きた際、変更先がDFSチャネルの場合、
遷移先のチャネルでレーダーが存在しないかを 60秒間スキャンします。
このスキャン中は、APは電波停止しており、クライアントは無線接続できません。
該当事象が発生するときに、下記の様なログが出力します。
*Jul 31 07:00:17.875: %DOT11-6-DFS_SCAN_START: DFS: Scanning frequency 5580 MHz for 60 seconds.
DFSチャネルへの変更時に60秒間のスキャンを行うというのは、法令で定められた動作であり、期待動作となります。
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解決策 |
本事象の解決策は現場環境を確認し、最も安定しているチャネルを利用し、APがDFSチャネルに変更することをできるだけ回避します。
WorkaroundはDFSが動作するW53とW56のチャネルを使用しないように、W52 (36ch ~48ch) のみを使用します。
参考:
https://community.cisco.com/t5/-/-/ta-p/3160346#toc-hId-596805764
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備考
本事象はレーダーを検知しなくても発生します。
例えばDCAのSignal StrengthでDFSチャネルに変更する場合も本事象が発生します。
※上記の電波は全て5Ghzとなります。2.4Ghzには影響がありません。