はじめに
本ドキュメントでは、Cisco TelePresence CE (Collaboration Endpoint) ソフトウェアで動作する TelePresence エンドポイントにおいて、ログバンドルと呼ばれるログのアーカイブファイルを取得する方法について記載します。
ログバンドルには、イベントログ、コールの記録、設定情報、ステータス情報、などが含まれます。
本ドキュメントは CE 9.1.x 時点の情報を記載しています。
ログバンドルの取得方法
システムログページへアクセス
ログバンドルを取得するために、Web UI でエンドポイントにログインし、Maintenance > System Logs タブを選択して System Logs のページにアクセスします。http://<エンドポイントの IP>/web/logs から直接アクセスすることもできます。
デバッグの取得
再現性のある問題のログを取得する場合、デバッグレベルのログをログバンドルに含めることができます。特にデバッグが必要ない場合はこの操作は飛ばしてください。
デバッグレベルのログを取得するためには、[Start exended logging] をクリックし、デバッグを開始します。右側の三角▼矢印よりパケットキャプチャのオプションを選択できます。[Include a limited packet capture] と [Include a full packet capture] が選択できます。
- Include a limited packet capture (10 分間): RTP ストリームを含まない
- Include a full packet capture (3 分間): RTP ストリームを含む
再現試験を実施後、デバッグを終了するためには [Stop extended logging] をクリックしてください。
パケットキャプチャを取得する際、問題の解析のために事前に暗号化の解除が必要な場合があります。暗号化の解除については、TC シリーズ端末の暗号化を解除したパケットキャプチャとログの取得方法 をご参照ください。
ログバンドルのダウンロード
デバッグが終了したら、ログバンドルをダウンロードします。ログバンドルをダウンロードするためには、[Download logs archive] をクリックします。右側の三角▼矢印よりコール履歴 (call history) を含めるかどうかを選択できます。
- No call history: コール履歴を含めない
- Full call history: コール履歴を含める
コール履歴 (call history) の詳細については、[TC/CE端末のCall Historyについて] もご参照ください。
[Download logs archive] をクリックすると、複数のログを含んだログバンドルがダウンロードされます。ログバンドルのフォーマットは、log_bundle-<SystemUnit名>-YYYYMMDD-hhmm.tar.gz となります。SystemUnit 名が設定されていない場合は SEP<MACアドレス> が設定されます。
ログバンドルの内容
ログバンドルには下記の 3 つのフォルダがあります。
- current (ログ取得時にアクティブだったログ)
- old (アーカイブされたログ)
- pcap (キャプチャファイル)
各フォルダにある主なログは以下の通りです。
- current フォルダ
- call_history.txt: コール履歴 (Full call history を選択した時のみ)
- configuration.txt: 設定情報 (xconfig)
- eventlog フォルダ
- all.log: 全てのイベント処理
- application.log: コール関連イベント
- audio.log: 音声処理イベント
- vcodec.log: ビデオ処理イベント
- old フォルダ
- log.0.tar.gz: アーカイブ
- log.1.tar.gz: アーカイブ
- ...
- pcap フォルダ
- extendedlogging.pcap: パケットキャプチャ (extended logging を実施した時のみ)
ログの保存については、[TCシリーズ端末のログ保存について] も合わせてご参照ください。
参考情報