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mnagao
Cisco Employee
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はじめに

Cisco Digital Network Architecture Center (DNA Center) のハードウェア・ソフトウェア不具合についてサービスリクエストをオープンいただき、SCM (Support Case Manager) へログをアップロードする場合、以下の手順で製品から Customer eXperience Drive へ直接アップロードすることができます。

DNA Center から外部ホスト(インターネットへ)の通信要件はインストールガイドの Required Internet URLs and Fully Qualified Domain Names (1.3.3.0 での例) に記載しておりますが、この他に cxd.cisco.com への疎通性があることが前提です。

  

CXD トークンの取得

SCM の 添付ファイル タブにて トークンを発行 をクリックすると、サービスリクエスト毎にユニークなトークンが表示されますので記録しておきます。CXD におけるユーザ名はサービスリクエスト番号、パスワードはこのトークンとなります。

scm-1.png

   

サービスリクエスト固有のトークンが表示されます。

scm-2.png  

 

ログのアップロード

CXD ではアップロードプロトコルとして HTTPS/SCP/SFTP などがありますが、ここでは HTTPS での例を記載します。

前提条件:

  • https://cxd.cisco.com:443 に疎通性があること
    • ファイヤーウォールなどの設定を事前にご確認ください
    • HTTPSプロキシがある場合は事前に認証方式などの確認が必要です
  • サービスリクエスト番号とトークンを取得していること

アップロードしたいログを特定します。

[Fri Jan 24 05:58:59 UTC] maglev@192.0.2.1 (maglev-master-192-0-2-1) ~
$ cd /data/rca

[Fri Jan 24 05:59:04 UTC] maglev@192.0.2.1 (maglev-master-192-0-2-1) rca
$ ls
maglev-192.0.2.1-rca-2019-11-26_04-21-56_UTC.tar.gz
maglev-192.0.2.1-rca-2019-11-26_06-17-58_UTC.tar.gz
maglev-192.0.2.1-rca-2019-11-27_09-22-02_UTC.tar.gz
maglev-192.0.2.1-rca-2019-12-05_07-20-46_UTC.tar.gz

 

CXD の HTTPS アップロード要件は HTTP Basic 認証 + PUT メソッド ですので、

を実行することでアップロードできます。HTTPS の場合は、宛先ディレクトリは必ず /home/ を指定します。ファイル名を変更したい場合は /home/ファイル名 とすることもできます。

nohup ... & 形式でバックグランドジョブとして実行すると SSH ターミナルからログアウトしてもアップロードを継続できますのでおすすめします。

[Fri Jan 24 05:59:49 UTC] maglev@192.0.2.1 (maglev-master-192-0-2-1) rca
$ nohup curl -T "./maglev-192.0.2.1-rca-2019-12-05_07-20-46_UTC.tar.gz" -u 68xxxxxxx:CxdTokenValue https://cxd.cisco.com/home/ &
[1] 54725
nohup: ignoring input and appending output to 'nohup.out'


// nohup ... & 形式で実行する場合は DNA Center からログアウトしても構いません。
[Fri Jan 24 06:17:33 UTC] maglev@192.0.2.1 (maglev-master-192-0-2-1) rca
$ exit
logout
Connection to 192.0.2.1 closed.
bash-3.2$

 

注: HTTPS 以外のプロトコルで CXD へアップロードする際は宛先ディレクトリは / になります。

 

アップロードの進捗は nohup.out に書き込まれます。アップロードが完了したら必要に応じて nohum.out とログファイルを削除してください。

[Fri Jan 24 06:01:09 UTC] maglev@192.0.2.1 (maglev-master-192-0-2-1) rca
$ cat nohup.out
% Total % Received % Xferd Average Speed Time Time Time Current
Dload Upload Total Spent Left Speed
16 390M 0 0 16 63.4M 0 4878k 0:01:21 0:00:13 0:01:08 6030k

// バックグランドジョブの終了
[Fri Jan 24 06:01:40 UTC] maglev@192.0.2.1 (maglev-master-192-0-2-1) rca
$
[1]+ Done nohup curl -T "./maglev-192.0.2.1-rca-2019-12-05_07-20-46_UTC.tar.gz" -u 68xxxxxxx:CxdTokenValue https://cxd.cisco.com/home/

[Fri Jan 24 06:03:45 UTC] maglev@192.0.2.1 (maglev-master-192-0-2-1) rca
$ cat nohup.out
% Total % Received % Xferd Average Speed Time Time Time Current
Dload Upload Total Spent Left Speed
100 390M 0 0 100 390M 0 5760k 0:01:09 0:01:09 --:--:-- 5033k

[Fri Jan 24 06:05:38 UTC] maglev@192.0.2.1 (maglev-master-192-0-2-1) rca
$ rm ./nohup.out

[Fri Jan 24 06:05:44 UTC] maglev@192.0.2.1 (maglev-master-192-0-2-1) rca
$ rm ./maglev-192.0.2.1-rca-2019-12-05_07-20-46_UTC.tar.gz

 

HTTPS プロキシを経由する必要がある場合は curl -x オプションで指定します。認証が必要な場合は curl --help などをご参照ください。

[Fri Jan 24 06:17:23 UTC] maglev@192.0.2.1 (maglev-master-192-0-2-1) rca
$ nohup curl -x http://proxy.example.com:8080 -T "./maglev-192.0.2.1-rca-2019-11-27_09-22-02_UTC.tar.gz" -u 68xxxxxxx:CxdTokenValue https://cxd.cisco.com/home/ &
[1] 33625
nohup: ignoring input and appending output to 'nohup.out'

 

 

アップロードの確認

アップロードされたファイルは SCM にて確認でき、ここからダウンロードも可能です。同一ファイル名で重複アップロードしたファイルなどは 不要ファイルを表示する をクリックすると確認できます。

なお、稀に CXD から SCM への転送バッチ処理に数時間以上がかかることがあります。

scm-3.png

 

参考情報

 

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