uBR の Line Card の冗長化の機能として、HCCP 機能がありますが、UBR10-MC20x20V カードで HCCP Switchover の機能の一部が変更になっているようですので、ご案内致します。HCCP のトリガーは、下記の通りですが、この中で、Downstream の RF Cable や Port 障害による Switchover のトリガーが変更になっています。
• CLI によるマニュアル Switchover
• ActiveLC の OIR および Powerdown
• ActiveLC の Software Crash
• ActiveLC のCLIによるリセット
• LC failure cutover interrupt mechanism
• ActiveLC の hang ( via IPCtimeout )
• Downstream RFCable / Port failure (via“KeepAlive”feature)
• HELLO/HELLO_ACK failure
• Dataplane Sync pulse failure
※ Activeport の shutdown はトリガーとはなりません。
KeepAlive では、 Downstream の状態を監視し、Cable Line Card を Switchover しますが、具体的には、DS に関連付けられている全ての US port でのトラフィックを監視し、トラフフィックが無い場合に Failure と判断し、 Switchover を実行 します。Downstream を監視する為に、Upstreamのトラフィックを監視しているのは、この方法以外に、Downstream を監視する有効な方法が無かったという側面も持ち合わせています。
また、この方式には、RF プラント側で発生した問題である場合にも、Switchover してしまうなどの懸念点も内在しています。
MC20x20V カードでは、従来の KeepAlive での監視は行われなくなり、代わりに ASIC などの Fatal error により Interrupt を生成するようになりました。
従来の MC5x20 シリーズと MC20x20 では動作が異なっておりますので、ご注意ください。
以上