本ドキュメントでは、ASR 1000 シリーズの IOS-XE 上で動作する Cisco Unified Border Element-Service Provider (CUBE-SP) における IPS トレース、PD トレースの取得方法について紹介します。本ログは容量が少ないため流れやすく、開発部門での解析に必須のため、TAC にケースをオープンする場合は可能な限り本ログを事象発生直後に取得してください。
1. IPSトレース、PD トレースの出力
ルータにログインし、以下のコマンドを実行します。メモリ上に蓄積された情報をファイルに出力します。
Router# sbc dump-diagnostics harddisk:
2. ファイルの取得
harddisk: 配下に以下のようなファイルが出力されるため、ファイルを取得してください。
(ファイルが作成されれば、ファイルのダウンロードは後でも結構です)
YYYYMMDD_XXXXXX_manual_pdtrc.log
YYYYMMDD_XXXXXX_manual_ipstrc_buf.log
また、CUBE-SP の機能が原因でクラッシュやトレースバックを出力した場合は、自動で IPSトレース、PDトレースが出力されます。