はじめに
本ドキュメントでは Webex Calling が Local Gateway (LGW) 経由でコールを発信する場合に、コールをリルートする条件について説明します。
2025 年 1 月時点での情報です。最新の情報は Cisco Preferred Architecture for Webex Calling を確認してください。
リルート条件
Webex Calling は以下の条件でコールをリルートします。こちらは Cisco Preferred Architecture for Webex Calling (15 ページ目) からの抜粋です。
英語原文 :
Rerouting is triggered by:
• SIP responses 401, 470, 480, and 606 if there has been no prior 18x response
• All other 4xx SIP responses except for 403, 404, 410, 413, 484 and 486
• All 5xx SIP responses
• A SIP timeout (12 seconds)
参考日本語訳 :
以下の場合にコールがリルートされます :
• Webex Calling が SIP 18x メッセージを受け取る前に SIP 401, 470, 480, 606 のいずれかのメッセージを受け取った時
• SIP 403, 404, 410, 413, 484, 486 を除く、すべての SIP 4xx メッセージを受け取った時
• すべての SIP 5xx メッセージを受け取った時
• SIP タイムアウトが発生した時 (12 秒間、対向側から SIP レスポンスを受け取らなかった時)
リルート条件を考慮する必要がある場合
リルート条件については以下のような構成で考慮する必要があります。
- LGW 経由でコールを発信する場合 ( Webex Calling > LGW > PSTN )
- 複数の LGW で Route Group を構成し、LGW 1 でのコール発信に失敗した時に LGW 2 でのコール発信を行いたい場合
この時、コールが期待通りにリルートされない場合は、LGW 側でデバッグを取得して、Webex Calling 側へどのような SIP レスポンスを返しているかを確認してください。
参考情報
Cisco Preferred Architecture for Webex Calling
Cisco Preferred Architecture for Webex Calling ( 日本語訳 )
Webex Calling - ローカルゲートウェイで SR オープン時に取得するログ一覧
Webex Calling - ローカルゲートウェイ コールフロー (WxC ↔ PRI)