はじめに
本ドキュメントでは、Cisco Webex Control Hub に登録される前の MPP ファームウェアを TFTP を利用してアップグレードする方法を紹介します。
MPP を Webex Calling 対応デバイスにするためには、ファームウェア 11.2.3MSR1 以降が動作している必要があります。
本ドキュメントの内容は 2023 年 1 月 12 日時点の情報です。
MPP モデルとファームウェア及び IP アドレスの確認
1)MPP の設定ボタン (車輪のマーク) を押します。
2)[Status] から以下の情報をメモします。
Product name (例: CP-6841-3PCC )
Software version (例: sip68xx.11-0-2-MPP-98loads )
IP Address (例: 192.168.1.102 )
MPP 最新のファームウェアのダウンロード及び TFTP Server に展開
1)コンピュータで Web ブラウザを開き、シスコの Software Download サイトに移動します。
2)デバイスの正確なモデルを選択して、MPP ファームウェアをダウンロードします(例: cmterm-68xx.11-2-3MPP-398_REL.zip )。
3)ダウンロードしたファイルを TFTP Server に解凍して展開します。
注: ファームウェア解凍後の .loads をメモします(例: sip68xx.11-2-3MPP-398.loads )。
MPP ファームウェアのアップグレード
1)コンピュータでブラウザを起動し、アドレスバーに次の形式を入力して、Enter キーを押します。
http://<phone_ip>/admin/upgrade?<schema>://<serv_ip[:port]>/filename
メモした例ではアドレスバーに次の形式を入力して、Enter キーを押します。
http://192.168.1.102/admin/upgrade?tftp://192.168.1.101/sip68xx.11-2-3MPP-398.loads
CP-6841-3PCC IP Address: 192.168.1.102
TFTP Server IP Address: 192.168.1.101
Software: sip68xx.11-2-3MPP-398.loads
2)MPP のアップグレードが完了するまで待ちます。
注: ファームウェアのアップグレード中に、 MPP が数回再起動する場合があります。 ファームウェアアップグレードプロセス中は、 MPP の電源を切らないでください。
MPP ファームウェアバージョンの確認
1)MPP の設定ボタン (車輪のマーク) を押します。
2)[Software version] を確認し、アップグレードしたソフトウェアが MPP に表示されていることを確認します。
注: MPP が Cisco Webex Control Hub にアクセス可能な状態で、アクティベーションコードの入力画面にならない場合は、ファクトリーリセット及び、 Profile URL 設定を実施してください。
参考情報
Upgrade the Firmware on the Cisco IP Phone 6800 Series with Multiplatform Firmware through the Web Browser Command
Webex Calling 対応デバイス
Webex Calling - MPP 7800 / 8800 シリーズのファクトリーリセット(Factory Reset) 方法
「Cisco Webex Calling - よくある質問 (FAQ)」 Profile URL 設定
Q: アクティベーションコードで登録したMPPをファクトリーリセットしたところ、Webex Callingに登録されなくなりました。なぜですか?