CMM が CSSM とのスマートライセンス認証に失敗する

JapanTAC_CSC · ‎2023-01-17

2023 年 1 月 17 日 (初版)
2023 年 12 月 4 日 (アップデート)

TAC SR Collection

主な問題

スマートライセンス連携を行っている Cisco Meeting Manager (CMM) が Cisco Smart Software Manager (CSSM) クラウドとのライセンス認証 (License authorization) に失敗する事例が報告されています。

CMM で syslog が設定されている場合、下記のようなエラーを含むログメッセージが毎日 00:00 (UCT) 頃に出力されます。

FAILURE | in execution loop - JobError No job_state

CMM の GUI (Settings -> Licenses -> Smart Software Licensing status) ではスマートライセンスの Registration 及び License authorization ステータスが不正確な日時を表示します。(下図の部分)

また、CSSM の管理画面上で該当 CMM の製品インスタンスの"最終アクセス"日時が更新されません。(下図の部分)

原因

CMM のソフトウェア不具合 CSCwi21386 に該当する可能性があります。

解決策

暫定対策として CMM を再起動することで復旧しますが、再発する可能性があります。

スマートライセンスの認証失敗が連続して 90 日以内であれば会議への影響はありません。90 日を超過すると CMS 会議への参加者に対してライセンス不足を示す警告メッセージが会議画面上にテキストと音声で流れます。

恒久対策として CSCwi21386 の修正が含まれたCMMバージョンにアップグレードしてください。

備考
本不具合は、Bug Search Tool でも確認できます。
各製品の TAC SR Collection の一覧は、よくある質問と解決方法 (TAC SR Collection) から確認できます。