2020年1月29日 (初版)
TAC SR Collection |
主な問題 |
Cisco Meeting Server 1000(CMS1000) を OVA ファイルから再インストールすると、仮想マシン (VM) に割り当てられていた CPU のコア数が減少する場合があります。
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原因 |
OVA ファイルの制限により、VM の仮想マシンバージョンが古いバージョンに初期設定されることが原因となり、Bug ID: CSCvr58304 で改善要求がされています。 仮想マシンバージョンは VM ”Cisco Meeting Server” のサマリ画面で確認できます。

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解決策 |
下記の手順で VM の仮想マシンバージョンをアップデートし、CPU コア数を変更します。
まず VM の仮想マシンバージョンをアップデートします。下記は ESXi 6.5 の OVA を使用する場合です。
vSphere Client で CMS1000 の ESXi にアクセスし、
1. VM ”Cisco Meeting Server” を停止します 2. VM ”Cisco Meeting Server” を右クリックし、[仮想マシンの互換性のアップグレード] を開きます 3. "EXSi 6.5 仮想マシン" を選択して、アップグレードを実施します 4.アップグレード後のサマリ画面で互換性が "仮想マシンバージョン13" であることを確認します
続いて CPU コア数を変更します。下記は "70" に変更する場合です。
5. VM ”Cisco Meeting Server” を右クリックし、[設定の編集] を開きます 6. [仮想ハードウェア] タブをクリックして、[CPU] を展開します 7. [仮想ソケット数] のドロップダウンメニューから "2" を選択します 8. [ソケットあたりのコアの数] のドロップダウンメニューから "35" を選択します 9. [OK] をクリックして変更を保存します 10. 変更後の CPU コア数が 70 となることを確認します
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備考
本不具合は、Bug Search Tool でも確認できます。
各製品の TAC SR Collection の一覧は、よくある質問と解決方法 (TAC SR Collection) から確認できます。