2012-07-06 11:52 AM
2008年1月25日(初版)
IP ネットワークから生成されるオーディオ出力が高すぎる場合があります。これは、Public Switched Telephone Network(PSTN; 公衆電話交換網)から反射が返る原因になります。パケット ネットワークにおける処理の遅延が、この反射がエコーとして知覚される原因になります。
注:エコー音はさまざまな要因により異なる可能性があります。セカンダリ信号がかなり遅れ、ロスが非常に少ない場合、それは2番目の別個の信号、つまりエコーとして知覚される可能性が高くなります。対照的に、セカンダリ信号の遅延が最小でロスが多い場合があります。このケースでは、音声はトンネル内の音声のように認識されたり、まったく認識されない場合があります。
解決策
重要な問題は、エコーが聞こえるのがどちら側で、どのユーザの声が聞こえるかを特定することです。話し手が自分自身の声がエコーして聞こえる場合、それは送話者エコーと呼ばれます。これが通常のケースです。聞き手で話し手の声が2回聞こえる場合、それは受話者エコーと呼ばれますが、これはまれです。話し手が自分自身の声がエコーして聞こえる場合、そのエコーは遠端側で生成されています。
この場合、IP Phone のユーザには自分自身の声がエコーして聞こえます。そのため、そのエコーの生成元は PSTN です。
この問題を解決するには、次のオプションからいずれかを選択します。
エコーのレベルを下げるため、PSTN からゲートウェイへの入力で負のゲインを使用する。
注:信号レベルを上げ下げすると、エコーだけでなくメイン信号のボリュームにも影響します。レベルの上げ下げは少しずつ行うようにしてください。
特定の手順については、次の例を参照してください。
Cisco CallManager により制御されていない Cisco IOS ゲートウェイの音声ポートで次のコマンドを発行します(次に示すデジタルの例)。
voice-port 0/0:23echo-cancel enableinput gain valueoutput attenuation value
!--- value は -6から14までの整数で、デフォルトは0です。
値を変更し、テスト コールを行い、必要に応じて調整します。
詳細については、『音声ポートの設定』を参照してください。
注:これらの変更は、NM-HDV(Network Modules-High-Density Voice)を搭載した3725などの Cisco IOS ゲートウェイに適用されるものです。
ゲートウェイ ポートの Cisco CallManager 設定の詳細については、『Gateway Configuration』の「Gateway Configuration Settings」のセクションを参照してください。
注:これらの変更は、6608や DT24+ などの非 Cisco IOS ゲートウェイには適用されるものです。
エコーの問題の詳細については、次のドキュメントを参照してください。
音声品質
エコー(エコーのサンプル short および long )
備考
英語版URL https://supportforums.cisco.com/docs/DOC-1857
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