Jabber for Windows のチャット履歴欄に入力した漢字と異なるものが表示される

JapanTAC_CSC · ‎2022-10-24

2022 年 10 月 24 日 (初版)

TAC SR Collection

主な問題

Jabber for Windows 14.1.2 より前のバージョンを使用し、Windows PC の「Unicode 対応ではないプログラムの言語(Language for non-Unicode programs)」設定(注 1)が「Japanese (Japan)」になっている場合、チャット履歴欄にユーザが入力した漢字と異なるものが表示される問題が発生します。

発生例：
ユーザが入力欄に入力した漢字：文字コード u8aa4
メッセージ送信後に、チャット履歴欄に表示された漢字：文字コード u8aa4-g

また、事象発生時に以下のようなログが出力されます。

2022-07-22 16:36:16,088 WARN [0x00007078] [extProcess\RichTextPreprocessor.cpp(521)] [commonhead] [CSFUnified::TextProcessUtil::RichTextPreprocessor::isValidStyleAttribute] - {color:#de350b} The style value is illegal: style=font-family, value=游ゴシック{color}

(注 1)Windows 10 の場合、コントロールパネル(Control Panel) > 時計、言語、及び地域(Clock, Language, and Region) > 地域(Region) > 管理(Administrative)タブで「Unicode 対応ではないプログラムの言語(Language for non-Unicode programs)」設定を確認することができます。

原因

Jabber for Windows の不具合、CSCwc65458 が原因である可能性があります。

解決策

Windows PC の「Unicode 対応ではないプログラムの言語(Language for non-Unicode programs)」設定を「English(United States)」に変更すると、本事象は発生しませんが、変更が難しい場合、有効な回避策がありませんので、Jabber for Windows の修復バージョンへアップグレードしてください。

備考
本不具合は、Bug Search Tool でも確認できます。
各製品の TAC SR Collection の一覧は、よくある質問と解決方法 (TAC SR Collection) から確認できます。