2019年9月12日 (初版)
TAC SR Collection |
主な問題 |
MGCP GW で "isdn bind-l3 ccm-manager" コマンドが削除されたままになる事象が報告されています。 通常、MGCP GW - Cisco Unified Communications Manager (Unified CM) 間のネットワーク断により Fallback mode が ON になった場合、"isdn bind-l3 ccm-manager" コマンドが削除される動作になります。その後ネットワーク接続性が回復した後に、自動的に "isdn bind-l3 ccm-manager" コマンドが入力され、再度 MGCP GW がレジストされます。 "isdn bind-l3 ccm-manager" コマンドが削除されたままになってしまうことで、MGCP GW がレジストされず、外線発着信に影響が生じます。
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原因 |
CSCvh70570 に該当する可能性があります。 CSCvh70570 は GW - Unified CM 間のネットワークで瞬断が発生するなどの理由で接続性が不安定になった場合に、タイミングの問題で MGCP の処理が競合して Fallback mode が ON のままになることがある不具合です。 結果として、"isdn bind-l3 ccm-manager" コマンドが削除された状態が継続します。
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解決策 |
暫定対策としては、手動で "isdn bind-l3 ccm-manager" コマンドを入力してください。その後、"show ccm-manager" コマンドでレジスト状態を確認し、正常にレジストされないようであれば、"no mgcp" および "mgcp" コマンドで MGCP を再起動してください。 恒久対策としては、修正済みのバージョンにアップグレードしてください。
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備考
本不具合は、Bug Search Tool でも確認できます。
各製品の TAC SR Collection の一覧は、よくある質問と解決方法 (TAC SR Collection) から確認できます。