2024 年 1 月 22 日 (初版)
TAC SR Collection |
主な問題 |
Cisco Unified Communications Manager (Unified CM) または Cisco Unity Connection (CUC) を 14.0 SU3 にアップグレードした後、LDAP 同期・認証が失敗する事象が報告されています。
CUC の場合、14.0 SU3 に加え、14.0 SU3a でも発生します。
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原因 |
以下のソフトウェア不具合に該当する可能性があります。
Unified CM:CSCwh32287 CUC:CSCwh32467
アップグレード時に処理されるスクリプトの不具合により、LDAP パスワードが 16 文字以上の場合、パスワードが消えてしまいます。なお、パスワードが 15 文字以下の場合、本事象は発生しません。
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解決策 |
アップグレード後、管理画面にて LDAP パスワードを手動で設定してください。問題となった 16 文字以上のパスワードのままでも問題なく設定できます。
Unified CM:
- LDAP 同期のみ有効化している場合、1 箇所の設定が必要です。
[システム (System)] > [LDAP] > [LDAP ディレクトリ (LDAP Directory)]
- LDAP 認証も有効化している場合、2 箇所の設定が必要です。
[システム (System)] > [LDAP] > [LDAP ディレクトリ (LDAP Directory)] [システム (System)] > [LDAP] > [LDAP 認証 (LDAP Authentication)]
CUC:
- LDAP 同期のみ有効化している場合、1 箇所の設定が必要です。
[システム設定 (System Settings)] > [LDAP] > [LDAP ディレクトリの設定 (LDAP Directory Configuration)]
- LDAP 認証も有効化している場合、2 箇所の設定が必要です。
[システム設定 (System Settings)] > [LDAP] > [LDAP ディレクトリの設定 (LDAP Directory Configuration)] [システム設定 (System Settings)] > [LDAP] > [LDAP 認証 (LDAP Authentication)]
一度 LDAP パスワードを手動で設定していれば、今後 CSCwh32287 と CSCwh32467 が修正されたバージョンへアップグレードした場合、本事象は再発しません。
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備考
本機能変更リクエストは、Bug Search Tool でも確認できます。
各製品の TAC SR Collection の一覧は、よくある質問と解決方法 (TAC SR Collection) から確認できます。