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JapanTAC_CSC
Level 7
Level 7

2024 年 7 月 24 日 (初版)

TAC SR Collection
主な問題

Webex Calling(WxC)ユーザがコンサルト転送を行う際、転送先がフリーダイヤルなど自動音声応答(IVR)を流す宛先の場合、転送は正常に完了しますが発信元には自動音声が聞こえず、呼出音が聞こえるという事例が報告されています。

コールフロー
発信元 (PSTN/WxC ユーザ)--> Webex Calling ユーザ A --> コンサルト転送 --> フリーダイヤル

例)
1. 発信元 PSTN --> Webex Calling ユーザ A が応答
2. ユーザ A がコンサルト転送実施、フリーダイヤルに発信し接続
3. ユーザ A には宛先からの自動音声が聞こえる。発信元 PSTN 側は保留音が聞こえる
4. ユーザ A は転送完了
5. 発信元 PSTN 側には呼出音が聞こえる

原因

転送先がフリーダイヤルなど自動音声応答(IVR)の場合、宛先システムによってはアーリーメディアで自動音声を流す場合があります。

アーリーメディアで音声を受信する場合には 183 Session Progress 受信後、ユーザ側操作で接続先からの 200 OK を受信する前に転送完了操作をしていることになるため、WxC 側では「セミコンサルト転送」の動作となります。
つまり相手が応答前に「転送」することでブラインド転送するような動きとなりますので、WxC は元々の通話相手側には呼出音(リングバックトーン)を流します。

これは期待動作です。
宛先システムによっては応答後に音声を流す場合もありますので、その場合には WxC 側で 200 OK を受信し応答完了するため宛先システムにより事象が発生しない場合もあります。

解決策

ブラインド転送では事象が発生しないため、フリーダイヤルなど自動音声応答(IVR)に転送する場合にはブラインド転送をご利用ください。

備考
各製品の TAC SR Collection の一覧は、よくある質問と解決方法 (TAC SR Collection) から確認できます。

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