2023 年 7 月 12 日 (初版)
| TAC SR Collection |
| 主な問題 |
前提として、以下のようなシングルナンバーリーチ (Office Anywhere) の設定となっていると仮定します:
<シングルナンバーリーチの設定>
- Webex アカウント (メールアドレス: UserA@example.com / Webex Calling 電話番号: 050-○○○○-○○○○) のシングルナンバーリーチで iOS 端末の携帯電話番号 (090-××××-××××) を指定している
- その携帯電話番号 (090-××××-××××) は、当該 Webex アカウント (UserA@example.com) がサインインし利用している端末自体の携帯電話番号である
上述のような設定となっている場合、当該 Webex アカウント宛 (Webex Calling 電話番号 050-○○○○-○○○○ 宛) にコールが発信された際に、宛先側の iOS 端末にインストールされた Webex アプリと iOS 端末に実装されているネイティブ電話アプリの双方に着信があることが想定されます。 ※ シングルナンバーリーチにて携帯電話番号 (090-××××-××××) が指定されているため、iOS 端末のネイティブ電話アプリにも着信があります。
しかしながら、ネイティブ電話アプリ (あるいは Webex アプリ) にて当該コールへ応答しても、その直後にコールが切断されてしまう場合があります。
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| 原因 |
上述したシングルナンバーリーチの設定により、コールが意図せず切断される事象が発生します。また、こちらの挙動は iOS 端末の制限であり、現時点で (2023 年 7 月時点で) 想定挙動です。
詳細を記載すると、上述のようにシングルナンバーリーチが設定されていると、着信を受けた iOS 端末は 1 つのコールを 2 つのチャネル (VoIP チャネルとネイティブチャネル) から着信するようになります。 ※ VoIP チャネルは Webex Callling にて着信するチャネルで、ネイティブチャネルはシングルナンバーリーチにて転送されるチャネルです。
例として、ネイティブチャネルにてコールへ応答した場合 (ネイティブの電話アプリで応答した場合)、VoIP チャネルのコールが自動で切断されます。
しかし iOS 端末で着信しているコールは 1 つのみであるため、ネイティブチャネルで応答したコールも切断されてしまう場合があります。 ※ こちらの挙動は iOS 端末の制限であり、Android 端末では同一の原因で本事象は発生しないと想定されます。
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| 解決策 |
事象を回避するため、上述したシングルナンバーリーチの設定は推奨されていません。
シングルナンバーリーチ機能を利用する場合、Webex アプリを利用していない固定電話機や別端末の電話番号を、シングルナンバーリーチで指定するといった設定を行なってください。
あるいは、Webex アプリ以外に携帯電話の番号でもコールを着信させたい場合は、無応答転送 (Call Forward No Answer) の宛先に携帯電話の番号を設定することで、Webex アプリで応答しなかった場合に携帯電話の番号にコールが転送されます。
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備考
各製品の TAC SR Collection の一覧は、よくある質問と解決方法 (TAC SR Collection) から確認できます。