はじめに
redundancy switchover による RP Switchover を連続で実施すると、以下のメッセージが出力され Standby RP が Shutdown されることがあります。
shelfmgr[260]: %PLATFORM-SHELFMGR-4-CARD_SHUTDOWN : Shutting down 0/RP0/CPU0: Max recovery attempts exceeded
Shelfmgr による モジュール Shutdown の仕組み
何等かの原因により Shelfmgr プロセスが RP に対して連続 5 回の self reset を行った場合には、
次回の self reset 時に対象の RP を shutdown する仕様となります。
前述の self reset は、HW 不良等に起因したモジュール起動失敗時のリカバリーのために実行されますが、
redundancy switchover コマンドによる RP Switchover も self reset に該当します。
※ reload ~、hw-module reload ~ 等のコマンドによる再起動は該当しません。
そのため、redundancy switchover による RP Switchover の場合、
約 60分程 (タイマーの 60 分 + RP Switchover 直後にタイマーカウント開始するための数秒) の間に
RP0 で 5 回 の reset、RP1 を 5 回 reset した状況でもう一度 RPSO すると、
RP0 が 6 回目の reset になってしまうため、 合計 11 回目の RP Switchover で RP Shutdown が発生します。
解決策について
実環境では連続で redundancy switchover による RP Switchover を実施することは考え難いですが、
その事象を回避する手段として、以下が挙げられます。
- redundancy switchover コマンドによる RP Switchover を実施する間隔を 60 分以上に空ける
- redundancy switchover の代わりに reload location <Active RP> を実施する
- 以下ドキュメント記載のように、hw-module reset auto disable location <RP> の設定を入れる
https://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/iosxr/cisco8000/system-setup/73x/b-system-setup-cg-8000-73x/m-perform-prelim-checks.html
By default the system requests recovery reload, when the system detects fault. However, if you want to prevent the recovery reload for debugging, use the hw-module reset auto disable command to disable an auto reset mechanism.
