uBR シリーズでは Cable Source-verify 機能の一環で DHCP Leasequery を使用して DHCP サーバに
問い合わせをおこなっています。以前の IOS では RFC4388 ではなく Pre RFC4388 をベースとした
実装になっていたため、DHCPLEASEACTIVE メッセージを使用していました。これが原因により、一部の
DHCPサーバとの間で整合性の問題が発生し、Cable Source-verify が正常に動作しない事例が報告
されていました。
これを改善するため、以下の Bug ID を通じて RFC4388 に対応するようにエンハンスされています。
CSCsq70056 Cable Leasequery RFC4388 Compliance
※ Bug Search Tool では閲覧できないかもしれませんが、uBR のリリースノートで確認することができます。
上記の修正が含まれている IOS では、RFC4388 をベースにした DHCPLEASEQUERY を使用できるように
なっています。RFC4388/Pre RFC4388 を切り替えるには、以下のコマンドを Config モードで設定します。
ip dhcp compatibility lease-query client {cisco | standard}
以下の資料も合わせて参照ください。
Cisco uBR10012 Router Release Notes for Cisco IOS Release 12.2(33)SCE
Cisco uBR10012 Router Release Notes for Cisco IOS Release 12.2(33)SCF
Filtering Cable DHCP Lease Queries on Cisco CMTS Routers