本ドキュメントでは、サブインターフェイスに PTP の設定を行う際の注意点について記載しています。
encapsulation default もしくは untagged がサブインターフェイスに設定されている場合、
PTP の設定はメインインターフェイスではなく、サブインターフェイスに投入する必要があります。
以下は設定例です。
ptp
clock
domain 24
profile g.8275.1 clock-type T-BC
!
profile 82751
multicast target-address ethernet 01-1B-19-00-00-00
transport ethernet
sync frequency 16
announce frequency 8
delay-request frequency 16
!
!
interface TenGigE0/4/0/5
frequency synchronization
selection input
wait-to-restore 0
!
!
! l2transport の sub-interface に encapsulation untagged が設定されている場合、PTP の設定はサブインターフェイス配下に投入する必要があります
interface TenGigE0/4/0/5.1 l2transport
encapsulation untagged
ptp
profile 82751
port state any
!
!
PTP の設定をメインインターフェイスに設定した場合、サポートされていない設定であるため、
以下のように PTP のステータスは FREQ_LOCK 状態となり、PTP の同期がされません。
RP/0/RP0/CPU0:NCS5500#show ptp platform servo
Tue Mar 22 15:49:59.246 JST
Servo status: Running
Servo stat_index: 1
Device status: FREQ_LOCKED
FREQ_LOCK 状態とは、周波数同期 (SyncE の同期) はできているが、位相同期 (PTP の同期) ができていない状態を表しています。
正常に PTP の同期ができている場合、以下のように PHASE_LOCKED 状態となります。
RP/0/RP0/CPU0:NCS5500#show ptp platform servo
Tue Mar 22 15:42:45.507 JST
Servo status: Running
Servo stat_index: 2
Device status: PHASE_LOCKED
参考資料
