2015-07-27 08:10 AM
2015 年7月17日(初版)
IOS-XR が動作するルーターにおいて、aipc_proxy プロセスがトリガーなしにクラッシュする場合があります。
aipc_proxy は、IOS-XR にてプロセス間通信を行うためのプロセスとなりますが、本プロセスはクラッシュした場合でも、自動復旧する為、システムやサービスへの影響はありません。
<メッセージ出力例>
RP/0/RSP0/CPU0:Apr 24 13:15:48.641 JST: dumper[60]: %OS-DUMPER-7-DUMP_REQUEST : Dump request for process pkg/bin/aipc_proxy RP/0/RSP0/CPU0:Apr 24 13:15:48.643 JST: dumper[60]: %OS-DUMPER-7-DUMP_ATTRIBUTE : Dump request with attribute 200 for process pkg/bin/aipc_proxy RP/0/RSP0/CPU0:Apr 24 13:15:48.643 JST: dumper[60]: %OS-DUMPER-4-SIGSEGV : Thread 3 received SIGSEGV - Segmentation Fault RP/0/RSP0/CPU0:Apr 24 13:15:48.643 JST: dumper[60]: %OS-DUMPER-4-SIGSEGV_INFO : Accessed BadAddr 0x123456c at PC 0x7890123. Signal code 1 - SEGV_MAPPER. Address not mapped. RP/0/RSP0/CPU0:Apr 24 13:15:48.643 JST: dumper[60]: %OS-DUMPER-4-CRASH_INFO : Crashed pid = 123456 (pkg/bin/aipc_proxy)
aipc_proxy プロセスの排他制御処理に問題があった為、不正なメモリアドレスへアクセスした場合にクラッシュが発生していました。
この問題は CSCum52932 として報告されています。
CSCum52932: 4.3.0 aipc_proxy crash
解決策
回避策はありませんが、aipc_proxy プロセスはクラッシュ後、自動的に再起動する為、特に対処の必要はありません。
問題の解決には CSCum52932 が修正されたバージョンをご使用ください。
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